2008年 01月 12日
バラナシは最初が肝心 |
仏教最大の聖地を訪れておきながら、ヒンドゥー教の元締め的観光地を押さえないのは、インドに来てアフガニチキンだけ食って、タンドーリチキンを食わないのと同じこと。
うん、それは「あり」でしょう。
いえいえ、タンドゥーリも十分に食べてもらいたい逸品でございます。
とうことで、インドといえばこちら、ガンジス河で沐浴するインド人の写真はほとんどが「Made in Varanasi」。そのガンジス河中流に位置する4000年の宗教都市バラナシに参る時がとうとう訪れたってことなのね。
ガヤからは二晩連続となる夜行列車移動だけど、実際の移動距離は220キロ、乗車時間も4時間16分程度。
だからというか、列車は午前1時発、バラナシ同5時16分着というなかなか「出発前、到着後、どうやって時間をつぶせばいいのかい」みたいな時間帯。
でも、バラナシ入りするにはこれが一番いいんです。
だってさ、
それまで夜明け前、真っ暗だったバラナシの町が、ピンク色の太陽の光に照らされたガンジスとともにその荘厳な姿を現す
そんな光景が訪れた者にとっての第一印象になるんだから、こんな盛り上がらせ好きなガイドはいないでしょう。
ん?
どうだす?
本当に色んなところで日の出を見てきたけれど、ガンジスに昇る朝日はどこよりも優しく感じるのはわたしだけでしょうか。
思い起こせば、前回のバラナシ訪問は7年間の大学生生活も最終版、とうとうかたぎの道に足を踏み出そうとしていた社会人直前1999年3月のこと。
果たしてその時、こんなかたちで再訪なんて考えてたどうか。
ん〜、どうでしょうねぇ…
お〜い、お前はまだまだ満足しとらんだろう
もうちょっと世界を眺めていてもいいんじゃないかい
ってな具合に「呼ばれていた場所」の一つだったのは間違いないのかもね。
メーンイベントは午前7時前に終わってしまいまして、あとはバックパッカーだろうが、三十路留学生だろうが、六十路観光客だろうが、ここバラナシでやるこたぁ同じ。
ガンジス河の沐浴眺めたりインチキ日本食、いやいや限られた資源の中でアイデア最大限に活用した「創作日本料理」を食べたり、ガンジス河の火葬場眺めたり、釈迦が始めて説法を伝えたサールナートに出向いたり、ガンジス河の沐浴眺めたり…
時間はゆっくりと流れていったのでした。
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by itoyamamakoto
| 2008-01-12 14:44
| またまた旅に出ました