2007年 07月 29日
名乗り出ようよ新入生 |
はれて2年生です。
もうまったくぴっかぴかじゃないけど、2年生です。
何が楽しみかって、後輩ができるわけだよね。
先輩面ができるわけだよね。
あんパン買いに走らせたのに、
「きさん、なんば聞いとっとか。焼きそばパンてゆうたろぅが!」
と教育的逆ギレすることも可能だってこと。
そんな秘やかなたくらみもあって、後輩の入学を楽しみにしておりました。
そして本日、後輩と会うことに。ご対面一発目です。
Jawaharlal Nehru大学(JNU)に今年から入学するシージョンさんという男性。
国際関係学部の修士課程だというから、わたしの直系です。
ただし、想定外なこと。こちら、すでに日本の大学院博士課程にて国際平和法を専攻されてるという、アカデミック・ヒエラルキーではすでにわたしはるかの上におわします。
だから、もし頼まれてサモサ買ってきて、
「チョウメンとパンだっていっただろう?えっ、牧場主」
と言われたら、それを事実として受け止めなければならないんです。酒の一気のみだったらある程度まで大丈夫だけど、これはきついなぁ(笑)
日本からの飛行機が遅れに遅れて、明け方4時くらいにデリー到着。予約していたホテルではほとんどまともな睡眠もとらずにJNUまで下見に来てもらったからには、こちらも粗相があってはいけません。
大学のこと、学部のこと、科目登録のこと、授業のこと、分かる範囲で説明しました。もちろんわたしだけじゃ心許ないんで、インド師匠ARUKAKATさんにも登場していただき、ツートップで攻め入りました。

われらが砦、昨夜一晩のうちに寮までの道がアスファルト舗装されたニューチャンドラバーガをはじめとした大学キャンパスのほか、プリヤやムニルカまで遠征です。
さすがは博士課程の方、すでに色んなツテからかなりの情報を仕入れてらっしゃたようで、さらなる一助にでもなれば幸いというところでしょうか。
でもって、この3人でメシ食いながらも話したのは、恐れていたとおり、今年のJNU,どうやら新入生はこのシージョンさんだけらしいってこと。
インド留学組、とくに大学機関への留学希望者の多くは、Indian Council for Cultural Relations(ICCR、インド文化交流協議会?)による推薦を受けて来るケースが多く、だから日本でICCRの面接を受けた人たち同士の情報も3月あたりから関係者各位に出回り始め、情報は海を越えてデリーにいるわたしたちのところにまで、
今年はかなりの日本人新入生がJNUに送り込まれてくるらしい…
ということだったに。
焼きそばパン、楽しみにしてたのに。
どうやら、ICCRの面接で不合格だったり、ICCRはOKだったけどその後大学側の審査に落ちちゃったとか、まだはっきりした理由は分からないまでも、7月に入った頃から、「(JNUからの)受け入れ許可証が届かない」というケースがmixiのコミュニティなどでも数件聞かれるようになり、実際に
「いえいえ。わたしも(博士課程後期)新入生ですから」
というインド師匠が先日大学側の新入生名簿で確認すると、実際に名前があったのは師匠一人。シージョンさんがこうしてインドまで来ていることだけでも、「ほんとに大丈夫だったんですか」という部分があるのだとか。
いったいどうなっているんだ、JNU。
だって、去年までだったらぜったい考えられないケースですよ。
去年の日本人新入生は冬入学も含めれば4人。そのうち3人はICCR(お役所)の後ろ盾もない私費留学生だというのに、入学は特に問題もなく許可されたわけだし、誰かさんなんて申請書類自体もかなりいい加減なものだったとか。
「日本人はJNUに入れるな」
なんて変な力が働いたとしたら残念だし、ICCRや大学側の不注意でこういうことが起こってしまったのならば申請者たち、泣くに泣けないわけで…
日印交流フレンドシップイヤー2007はまだ続いているというのに、なんとも物足りない状況になりそうですな。
あとはわたしたちのように、私費留学でしれっと入学してくる「はぐれ組」たちに期待。一刻も早く名乗り出てくださいね。
おいしいパンの売ってる場所、すぐにでも教えてあげますから(笑)。
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by itoyamamakoto
| 2007-07-29 14:24
| エンジョイ!学生生活