2007年 03月 11日
たぶんかなりうれしい |
んだと思うんですよ。
それが起こり始めた瞬間、あまりの気持ちの高ぶりにじっとしてられなくなって、勢いで廊下を何往復かしちゃいましたもん。スキップで(笑)。
最近挙動不審が顕著な牧場主、今度はどこのネジがゆるんでしまったのか?
いやいや、人生捨てたもんじゃないんですよ。また充実した日々が戻ってくる予感、その大いなる一歩が始まったわけですから。
パソコン内蔵ハードディスク(HD)の故障、交換によって、この広い世界からすべて消えてしまったわたしの愛する音楽データたち。その数約4000曲。
彼ら彼女らが完全復活いたしましたっ!
本気と書いてマジっす!
きっかけは久々に取り出した初代iPod(20GB)。
一応中には昨年7月までにパソコンに入れてた曲がぜんぶ入ってるんだけど、いかんせん3年前に購入した代物だから今じゃ充電池の寿命も十数分。外に持ち歩いててもすぐにバッテリーが切れるわけで、旅のお供などには「不適」の烙印。
稼働時間も長く、ネットカフェでのデータ交換にも利用できるiPod Shuffleに2年近く前から主役の座を奪われ、成都でもチベットでデリーでも、押し入れかリュックの中でご隠居暮らしをしいられていたいわば「ロートル」でした。
ところが…
そんな彼に追い風が吹き始めたのはつい2日ほど前のこと。
先月の緊急帰国時、ばたばたと借りてきたスキマスイッチ「夕風ブレンド」に福山雅治「Single Collection 5年モノ」、こっちに戻ってきてギター師匠TakaちゃんにいただいたJack JohnsonとMatt Costa、「新しい音楽の嗜好」を追求すると宣言した手前、ともに20年前だったらテープがべろんべろんなるくらいに聞き倒してじっさいこうした曲たちにかなり愛着もわいてたんだけど…
どうしてもスピッツの「運命の人」が聞きたいと頭をひねってたとき、ランク外から再登場、急にその存在を思い出したのがロートルiPod。
延命装置(アダプタ)を外したら十数分しか持たないくせに充電は1日以上続けてもフルにはならない…、などなど相変わらずの「困ったちゃん」ながら、とりあえずお目当てのスピッツは聴くことができたし、その後も机の上に置かれておりました。
で、本日、そんなiPodを尻目に、
そうか、iPodって外付けHDとしても使えるんだったっけ。またHDがクラッシュしちゃわないうちに、外付けHDにも代用できる大容量iPod(60GB〜)を買うってのもありだよな
なんてアイデアが浮かび、ネット上を適当に検索していると、たどり着いちゃったのがこのサイト。
あらら、iPodのデータをパソコンに移せるソフト、その名も「PodCOPY」ですって?
そんなことできるんだったら他人のiPodから音楽データをタダでどんどんコピーできちゃうじゃないの。
いやいやそんな著作権無視の目的でこのソフトがある訳じゃない。わたしのようにHD故障によって日常の音楽生活までも白紙に戻り、路頭に迷ってしまった子羊に差しのばされた「神の手」ではないですか。
ダウンロード価格は3970円。
レンタル屋さんだとアルバム13枚、たった150曲前後を手に入れるのと同じ値段。しかも5月の日本帰国を前に、今この瞬間、インドにいながらにしてすべての曲たちがわたしの元に戻ってくるなんて…
日ごろとにかく衝動買いをしない男ですが、ネットショッピングにおいて、ここまで躊躇なく「購入」ボタンをクリックしたのは当然ながらはじめて。
クレジットカードの番号入力、ソフトのダウンロード、インストールのための暗証番号入力などなどを経て、ロートルiPodとドッキング。そしてわたしのコンピューターのデスクトップに懐かしの曲たちのリストが表示されたのは運命の出会いから20分後くらいか。
そして例のスキップ往復…
17GB超のデータをパソコン本体に戻すまで、たぶん1時間近い時間がかかっちゃったけど、これによって
謎の中国人が歌う「世界に一つだけの花」も
極寒中央アジアの夜に口ずさんでた「天体観測」も
成都のアホ誕生会で狂乱麗舞で歌われた「ONLY YOU」も
チベットの山を息きらせながら歩いてたときに流れた「あんたが大将も」
すべて戻ってまいりまいた。
リストを上に下にさまよい、目移りしながらも色んな曲をかけてみて、それぞれにちなんだ色んな私的シーンが思い浮かんでいく幸せな時間。
別に新しい何かが天からふってきたわけでもなく、失ったものの一つが戻ってきただけなんだけど自分がとてつもないラッキーガイに思えてしまうから単純なもの。
うれしいねぇ、ほんっとうれしい(嬉)。
この勢いで写真データも戻ってこないかなぁ、なんて思うのはさすがによくばりさんでしょうか…
by itoyamamakoto
| 2007-03-11 04:02
| 他にもまだこんなこと