2005年 07月 03日
七色褌はどうなった? |
きのうの夜は生まれてきてから一番死ぬかと思うくらい笑って泣きました。
20分くらいずっと涙をとめたくてもとめられないくらいおもしろいところを見ていました。
「このかわいそうな落ち武者のおぢちゃん、とうめいだけど白いお酒もったおぢちゃん、それをお水みたいにのんでるおばちゃんたちみたいになっちゃダメだ」
「ぼくは立派な大人になるんだ!」
そう思ったからきょうからぼくは勉強することを決めました。
あしたはテストだからちょうどよいと思いました。
おわり
と、昨晩のcmoook送別会では「他山の石×人の振り見て我が振り直せ」くらい自己反省いたしまして、遅まきながら「勉強の一日」と銘打った7月3日です。
そう、明日4日(月)から2日間は期末テスト。
初日は午前が文法と講読を中心にした「総合」、午後がヒアリングがメーンの「聴力」、翌5日午前には、老師を皆でからかうことが半ば授業目的となってしまった「口語」の計3科目。
合格点はどれも60点。
はっきり言っちゃえば、準備ゼロでもその程度はとれると思うんです。
前期試験と同じくらいの難易度なら、という大前提があるのですが…。
ただ、7月10日に正真正銘のHSK「漢語水平考試」(6月のは不算真的!)が控えているわたしにとりましては、何かしらの理由をつけて中国語の勉強をするのはマイナスじゃなかろうとの考えもはたらき、こういうイベントを打ってみたわけです。
ところが人間、「慣れ」とは恐ろしいもの。
ここまで集中力とは減退するものか、と。
何度も何度もあの「落ち武者→大五郎」や「白酒悪魔」たちの光景を思い出し、自分を鼓舞してみるものの、また思い出し笑いで横隔膜のけいれんが始まるだけの逆効果。
四川大学の日本人留学生たちの間に「火鍋の時でも教科書は手放さず、一日10時間以上も勉強する先輩がいたらしい」との伝説を残した川大時代は本当に幻だったようです。
若者たちに刺激を受ければどうにかなるかと図書館に行ってみれば、1階勉強室は中国人で満席、2階勉強室一模一様、3階もまるでデジャブー、とにかくわんさか中国人学生。結局4階に行く途中、階段を登るのが嫌になって帰って来ちゃいました。
気分を変えようと、午後2時半ー同6時の間なら10元(130円)でドリップコーヒー3杯が飲める五道口駅前にある喫茶店のタイムサービス「学習沙籠(サロン)」に出向くと、…もう自分でも分かっていました。店内の無線LANサービスを使ってインターネット三昧。調べるのは帰国後何して遊ぼうかばかり、と来ている。
最後に若干追い込みをかけたものの、24時を前にして勉強時間は計約3時間、結局「他山の石」は「焼け石に水」で終わってしまいました。完全にこの半年間の北京生活で自主的な勉強の仕方、モチベーションの高め方を忘れてしまったみたい。
色んな人に聞かれる質問だけど、四川から北京の大学に転校したのは、
「授業にでていれば中国語力は自然に伸びるものだから、一番授業数が多いところ(大学)であれば一番効率もいいはず」
と思ったから。実際それは間違ってなかったと断言できるけれど、そのほかの時間をあまりに自由気まま、中国語と関係ないことに使ってしまいましたね。
いったい気ままに何を?
新聞や本を読んだり、酒を飲んだり。旅行をしたり、ビールを飲んだり。太極拳や太極剣もはさみながら、その目的も実はアルコールで疲れた体をいやすためだったり。で、最近はブログまで書いていたり。
中国語を学んでいる間は多分それでもOKなのですが、9月からは文字の書き方、読み方などとにかく予備知識ゼロの「チベット語(藏語=ザンユィ)」を始めるわけだから、たとえトランクス派なわたしとはいえど、もういちど褌(ふんどし)を締めてかかる必要があるようです。
テストを数時間後に控えてはるか先を展望するこの余裕、極めて高等テクですから皆さんは決してまねしてはいけませんよ。
◎イメージ画像:くまもとブランド第一弾として某百貨店「鶴屋」が売り出した「レインボーふんどし」。あれから早一年、彼らは達者で売られてるだろうか?
by itoyamamakoto
| 2005-07-03 23:18
| ちょっと思ったこと。