2005年 09月 07日
魅力どころか何もなし |
日本語書籍《魅力四川》が出版
【9月7日=環球時報】
四川旅遊局及び同旅遊協会主催で、彩虹旅遊文化伝播会社協賛による「日本語書籍《魅力四川》出版発表会」が3日、四川省成都市で開かれた。
会には同省政府機関、現地の中日合弁会社、旅行業者、地元マスコミなど各界の関係者が訪れ、新しく出版された同書に対して一様に高い評価がおくられた。この書籍では2つの新しい試みがなされており、四川省の歴史文化遺産、自然文化遺産および風土と人情を紹介した初の日本語書籍であり、本に付属するDVDは省内各地の名勝地や生態系を詳しく解説したものとなっている。
【評】
「環球時報(GLOBAL TIMES)」は国際問題を中心に報道する新聞で、毎週月、水、金の発行。
北京にいるときからほぼ欠かさず買ってました。「反日デモ」みたいなのがないと普段は結構おとなしく、音沙汰なくなっちゃう一般紙(日刊紙)とちがって毎回、日本について何らかの記事が数本は載ってます。
世界各地に記者を駐在させてるから、日付もののストレートニュースがないときでも、「おたく文化」「風俗産業」などかなりサブカル的なものを紹介した記事なんかあるし、インドや中東方面の独自原稿もたまに見られたりして、読んでいて飽きません。
要するに好きな新聞、例え1,5元(約20円)を払っても見たい新聞。北京語言大学みたいに、北京など大都市の中でも外国への意識が高い人が多い場所だと結構売れてるような新聞なんですが、こういういい加減な記事を載せられるとせっかくの好意も萎えてしまいそう。
日付(開催3日→掲載5日付のはず)を見ても分かりますが、これは完全にレイアウト時紙面上に生じた隙間あわせのため、原稿を保存するサーバーから適当な分量だったからと掘り起こされ、埋めこまれたような記事。極限まで削られ、とぎすまされた「べた記事」の方が何倍も読む価値があります。
日本の本屋で売られるの?それとも中国?
単なる業者向けのプロモーション用か?
これは記事として最低限の要素。「読者への情報提供」という意識がを完全にどっかに行っちゃってます。
元記事を捜そうとネット上で検索をかけてみたんですが、それすら見つからず。
たぶん新華社発の原稿なのでしょうが、どこも四川以外の地方新聞が取り上げずにネットの網(だぶり?)にも引っかからなかったという悲しい原稿なのではないしょうか。
わたしの四川がこんな風に扱われて……
もう不憫で不憫でなりませぬ…
そういう意味では、陽の目を見せてあげた「環球時報」に感謝せねばなりませんね。何とか「無星」は免れました★☆☆☆☆
by itoyamamakoto
| 2005-09-07 21:24
| これは面白ニュース!?