2005年 12月 30日
マジで転職を考える!? |
とは銘打ってみたものの、わたしこの一年半、働くことを完全「放棄」しております。
NEETじゃないよ。誰が言ったか
「永遠の留学生」
だから転職のしようがありません。
でもちょっと最近周りが臭いんです。
風呂には入ってます。
「きな臭い」の方でした。
どうやらわたし。
某巨大圧力団体による嫌がらせを受けてるみたいなんです。自分が被害者なのに「らしい」とはのんきなもんですが、なにも実害はないもんで詳しいことは数日後にでもお話しするつもり。
とにかく、
このブログにて牧場主をこのまま続けられるのかどうか、その瀬戸際に立ってるのは間違いないみたい。電子顕微鏡を使って数万倍ほど大げさに言うならですけど。
で、転職先(ブログの向かう先)として思いついたのが、
「川漁師」
なぜならわたしは
「野山に生きる」(by美人秘書)
からです。牧場でなければ山か川しなないチベット。山の方はきつそうじゃん。
川漁師になるにしても下調べが必要ってことで本日、息子の知らぬ間に某漁協の漁業権をゲットしていた父親たちについて、大分県日田市まで川魚捕りに行ったのでした。
◎参考写真1:九州一の大河筑後川の支流「高瀬川」。水は綺麗。でも冷たい
まあ父親の本職は自動車屋ですから、漁といっても他愛のないもの。胸まで続いたゴム長靴を着込んで川に入り、魚がいそうなポイントを見定めては網を張り巡らせ、魚を追い込むというもの。
基本的に水深は深くても70,80センチ。魚は地元では「ハヤ(ウグイ)」と呼ばれる隊長せいぜい十数センチの種がメーン。なぜ「ハヤ」を捕るのか。単に「酒のつまみに最高」というのは父の弁。わたしじゃありませんからね。
あと同じような場所に住むってことで網にはマブナ、コモツカ、クチボソなどもかかるときはかかるらしい。でもどれが正式名でどれが地方ルールの呼び名なのかは分かりません。
とにかくポイントは、魚のいそうな所を見つけられるかどうか。
いくら網で囲んでしまうといっても、いくら魚のいない場所に仕掛けたところでかかるのは水草や枯れ木、枯れ枝しかありません。
一度目はまさにそんな悲惨な状況でした。
晴天とはいってもやはり真冬の一日。風が吹けばぶるっとくるような寒い思いして、さらに滑って全身びしょぬれにならないよういつもの何倍も注意して川の中を歩いたのに一体何だこりゃ
と思ったもんです。
せっかく四川帰りの息子を連れ出したのにこれじゃばつが悪いと思ったんでしょう。場所替えにはかなり慎重な様子のお父上。
「ここならよか」
と言って選んだのは護岸改良が行われている工事現場。幸い正月モードのために工事自体は行われてませんでしたが、立ち入り禁止テープも張られたかなりのグレーゾーン。
「相当なりふりかまっとらんな」
これでとれなかった場合はこっちが気つかうよ。なんて考えちゃうくらい。
ところが、
◎参考写真2:網をかけてものの数分でこうなってしまいましたよ。
わたし実はニッカのシングルモルト「竹鶴」(180ml)をポッケに忍ばせ、隙を見つけてはちびり、ちびりとストレートやってました。
大自然との会話を楽しみしながら、一人フライフィッシングを楽しむ外人さんみたいやね
なんて魚の収穫などあまり興味なし。
久々に飲むウイスキーの芳香にご満悦状態だったわけですが、そんな暇もなくなってしまいました。
次から次に網にかかるアホハヤどものせいで、魚たちを網から外す作業に大わらわ。網自体単純な仕組みなんで、油断するとすぐに逃げられてしまう。さらに基本的に網から魚を外すのは水の中での作業になるんで、もう手が冷たいったらありゃしない。凍ってちぎれそうさぁ。
ウイスキーの酒精パワーなど全5分も持ちませんでしたよ。まったく。
◎参考写真3:結局主催者発表で300匹の大捕物となってしまいました
ところで帰宅後。
ハヤのから揚げをパリパリ食いながら、ぐびぐびビールを飲んでいたときに考えてみたこと。
チベット人は魚をほとんど食べないんだよね。
理由をある人(イエンレン)に聞いたところでは、「魚は小さい」からだそう。
小魚も人間も牛も皆等しくひとつの命を持っている。
人が生きるために命を殺めることはある意味避けられない「業」だけど、ひとつの命を奪うのならば、できるだけ多くの人たちの胃袋を満たす方がいいに決まっている。だからチベット人は小型の川魚はとらず、もっぱら巨大なヤクを食べるのだそう。
チベ人がもしIWC(国際捕鯨委員会)に投票権を持っていたなら、ぜったい鯨肉賛成派になってくれるはずですね。クジラはでかいからね〜。
ですが、チベ人川漁師はあり得ません。
わたし自身はまったくもって敬虔な仏教徒ではないものの、どうやら
「チベット☆OK漁場」
は実現しそうにありません。
やっぱり牧場系で何か考えることにしましょう。
by itoyamamakoto
| 2005-12-30 12:28
| まちかど歩けば新発見