2008年 06月 24日
タイ&カンボ親子旅行 |
「こんどライオンズ(獅子部)の大会でお父さんとバンコクに行くけん、現地ば案内して」
そんな突拍子もない要望を受けたのは、ちょうどインドで怒濤のレポート攻撃におわれる4月半ばのことだったかと。依頼主は母親。インド・ネパール旅行から戻ってまだ数ヶ月というのにまったく(笑)
ちょうど相棒ぶぴのHSK受験直後の日程だったこともあって、両親のタイ旅行の現地アテンドのために北京からバンコクに飛んだのでした。
基本的に両親は福岡発着のツアーに参加してるんでホテルと宿は確保されており、滞在5日間のうち、わたしが案内しなきゃいけないのは獅子部の公式行事を離脱する正味3日程度。
残りの時間ですか?
はい、もう一人のタイ初心者、相棒さんのガイドを務めさせていただきました。
けっきょくバンコクで訪ねたところといえば、タニヤの高級寿司屋、動物園、中華街、ルンピニ公園など。更にタクシーを1日チャーター、日本語のしゃべれる運転手「タムちゃん」とともに郊外にドライブにでかけ、アユタヤ仏教遺跡群、日本人町跡、バンパイン宮殿などを訪ねたのでした。
はい、スポンサーなしではあり得ないそれこそ「大臣旅行」でございますな。それだけの出費があったんだから当たり前な話ではあるんだけど、両親には27日夜、満足してバンコクを飛び立っていただいたのでした。
で、せっかくここまで出張っておいてわたしが黙って引き返すはずもなし。今も昔もバンコクは東南アジアの旅行者の交差点、航空路線の結節地点。
ラオス、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、バリ島…
その気になれば何処にだって数時間で行けちゃいますわなぁ。
「バンコクの帰り、どっか寄ろうか」
と事前にぶぴに問えば、返ってきた答えはアンコールワット。わたしにとっては3度目、クメール人が世界に誇る仏教・ヒンドゥー遺跡群のあるシェムリアップまで飛行機でひとっ飛びですな。
朝、ホテル80階から眺めたバンコクの高層ビル群とは対照的、Bangkok Airways機の窓から眺めるクメールの大地は緑と土色に覆われた有史以来変わらぬ風景で、いよいよ東南アジア旅行が始まるんだという高揚感もみなぎろうかというもの。
が、暑すぎた。
初日は市内散策に留め、現地の野菜や手工芸品を売るローカルマーケット、外国食品ばかりを集めた驚きの品揃えスーパー、夜市などをお手軽にめぐっただけなのに、じわじわ効いてくるらしいカンボジアの熱気。
気温は最高でも35度前後のはずなのに東南アジア初心者ぶぴの体力は徐々に奪われ、翌日午前中のアンコールワット観光の最中すでにレッドランプが点灯、黒目から精気がぬかれておりましたな(笑)
その後約一日半使いものにならないぶぴ。だから二人してクーラーのきいた部屋でNHKの衛星放送見ながら基本だらだら。腹だけは減ってくるから近くにある日本人旅行者御用達タケオゲストハウスでお粥や日本食などで栄養補給。もちろんわたしは10年来のお気に入り、パイナップルシェイクは外しませんでした。
でもシェムリアップ滞在はあと丸一日。でもアンコール遺跡群のもう一つの目玉、アンコールトムも、熱帯雨林の巨木たちに飲み込まれた遺跡タ・プロームも見ていない。
「もうラストの一日にかけるしかないね」
朝の7時過ぎにはトゥクトゥクに乗って宿を出発。陽光優しいうちになんとか世界遺産なお顔たちとご対面を果たすことができたのでした。
やはり早起きは三文の徳ということですな。
ところで今回の東南アジア旅行、宿や航空券の手配のほぼすべてネットで済ませたことも行き当たりばったりなわたし的には初めての経験でした。
バンコクで3泊した滞在型のホテル「ADMIRAL SUITES」は同ホテルのホームページにて直接申し込み。
シェムリアップ(カンボジア)往復航空券2人で往復1920バーツと、バンコクで一番のっぽな88階建てバイヨーク スカイホテルの一泊3200バーツは、バンコクの日系旅行代理店プログラムDインターナショナルで手配。
シェムリアップもう一つの日本人宿チェンラーゲストハウスでは一泊20ドルのバスタブ、冷房付きの部屋に宿泊、さらに空港から宿までの送迎も含めて事前に確保していたからほんとこれっぽっちの心配もいりませんでした。
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by itoyamamakoto
| 2008-06-24 20:40
| またまた旅に出ました