2007年 08月 19日
象とマンゴーの会誕生 |
昨晩の選挙でネパール勢圧勝を演出した地縁・結縁のパワーを目の当たりにしたからじゃないんだけど、こう(どう?)なったら日本人の結束、連携を固めおうかと、われわれJawaharlal Nehru University(JNU)日本人留学生の得意技、バーベキューパーティを開催しちゃいました。
ちょうど新入生も入ってくる時期だし、新歓コンパもかねて、ということです。
もちろん場所はお決まり、デリーで一番BBQの似合うアウトドアスポット、昼間っからおおっぴらに酒をあおれるJNUジャングル。
今年3月に続いて3回目、日本人限定としては2回目となる今回の宴に参加したのは、デリーを留学先に選ぶほとんどの日本人が籍を置くJNU、デリー大学(DU)の両大学と、インド政府肝いりのヒンディー語額学校「サンスターン」の3校から、知り合いも含め
JNU 6人
デリー大学 2人
サンスターン現役 5人
サンスターンOB 2人
旅行者 1人
の計16人が集まりました。
前回「ジャングルコンパ」の参加者が10人だったから、少しずつでも日本人学生ネット、その輪を広げております。JNU新規入学者が一人という憂き目を見た今年度だけど、デリーに新しくやってきた日本人留学生という枠でくくればキャラクターは多士済々だし。
参加者それぞれが志高き目標、夢を抱いてこの国を留学先に選んだとはいえ、インドをじっさいに肌で体験するにしたがって生まれる違和感、身分社会、宗教のこと、食べ物のことにからんで身に降りかかってくる戸惑いとかを一時でも忘れて「まぁ、ええじゃないか」とエンジョイできるのが、このパーティーのいいところ。
もちろん単なる気分転換目的、うっぷん、悩みのはけ口になるだけでなく、さらに充実したインド生活のための相互扶助、アイデア交換なども柔軟に行っていきたいという隠れたテーマも存在。あっ、そういうことにも対応できる人材も取りそろえているという意味で、わたしはどちらかというと物資調達係なんですが…
しかし、ホスト側として恥ずかしいところを見せるわけにはいかず、この三十路ロジスティック(兵站)担当者、
冷えたビール34本
オールドモンク1瓶
巨大フエダイ(約40センチ)
エビ30匹
焼き用野菜各種
という最低限の仕事は果たしました。
そして、この任務のよいところはやることだけ遺漏なくやっちゃえば宴開始後は自分も楽しめるってこと。すでに名人の域に入った「社長(サンスターンOB)」の絶品焼き鳥に舌鼓をうちながら、ビール、ラム酒、ウオツカを斜め切りでしょう。
というわけで会は大盛況。
その勢いに任せてこのほど、mixiのコミュニティも誕生いたしました。それが表題通り、「象とマンゴーの会」というわけ。命名者はもちろん、インド師匠。そのインド的センスが5月の完熟マンゴーのようにあふれ出してきます(笑)。
ちなみにこの日記にはいいことしか書いてないけれど、mixiの板には師匠による直々の「課題(反省点)」も列挙されておりますんで、参加者の方、心して目を通しておくように(笑)。
四川では全国知明老字号「陳麻辣豆腐店」にて計3回、さらに北京でも五道口のイタリア料理店「Tafi」でそれぞれ、日本人留学生による新入生歓迎パーティというのに参加してきた、さまよえる永遠の留学生(≒わたし)。
国や地域で異なる学生の性格や目的意識、一方で同一地域を選んだ学生たちに共通する性向、バックグラウンドなど、「アジア21世紀日本人留学生比較」という論文ができるくらい、とにかく十把一絡げにはできない日本人留学生たちをつぶさに観察できたのは、単なる留学の副産物としては思いがけなかった経験でしょう。
そんな極上酒の肴もやっぱ新鮮さが一番、次の開催、さらに新メンバーも含めて参加者20人突破できればいいかな、と思っておるところです。
by itoyamamakoto
| 2007-08-19 17:44
| いろんな交流してます