2007年 07月 19日
お洒落な夜もええでぇ |
北京には東の世界と西の世界があって、わたしは西の世界の住人。
欧米かっ!
……。
北京で日本人が多く棲むエリアを言ってるだけで、東には日系企業が多いからそこの勤め人や家族たち、西(実際は北西)には大学が多いから留学生連中、というような棲み分けが自然とできあがっていたりする。
すむ土地にはすぐに愛着がわき、そこへの帰属意識が強い(その割に一カ所には落ち着けないけど)もんで、東京生活時代にも六本木や渋谷経験が皆無だったように、北京でもこれまで、東の世界にはほとんど足を運ばなかったのです。
結婚式と送別会、蒙古ビザ取得の計3回、片手で簡単に数えられます。
そんな「東」に都合4回目の殴り込みなんですよ、本日は。
目的は北京GREE会。
インドにもmixiのコミュニティで「デリー在住若人の会」という集まりがあるけど、それの北京版といえばインドの人には分かりやすいかも。
その他の人には、さらに分かりやすく、「飲み会」です。
SOHO現代城といういかにも「東」な名前(偏見)の場所で。
午後からゆっくりと「南鑼鼓巷」という小径を練り歩き、けっこうまともなセンスのTシャツ屋とかカフェをひやかし、アンバランスさに磨きをかけるようなじいちゃん、ばあちゃんたちをそぞろ眺めたら、午後7時半の開始時刻はあっという間。
北京自体が1年9ヶ月ぶりだし、GREE会自体もかれこれ2年前に参加してから全く音沙汰なかったわけで、かつての「cmoook落ち武者事件」の印象で行っちゃったから、ああ、大変だったさ。
会場の和飲輪飲は現代城35階から北京の夜景が一望できるとてつもなくお洒落なバー。
参加者は20数人。二十歳代がほとんどでなんともお洒落な、華やかな、香水のかほりするような、きらびやかな面々。気づいたら女性が過半数。そういや日本でも体験したことないよな、こんな飲み会。
外国にもあるんだぁ、こんな日本の若者空間が。デリーとは明らかに違うな。
気後れなんて…
してませんよ。
ただ、カクテルを片手に参加者たちの席をまわって挨拶、名刺交換、ナウな話に花を咲かせるなんてはじめっから無理な話。知らない人複数との飲み会になると決まって腰をどかっとおろしてしまい、周りの話を聞いているか、飲み放題、食い放題のメニューたちをひたすらぱくつく社交性ゼロ男になってしまうんだよね。
もちろん、話しかけられたら紳士にお答えするし、
「とりあえずインドから来ました」
で話が5分間くらいは持つんだけど、いかんせん、それからが続かない。
インドについて色々聞かれたら答えられるんだけど、向こうもそう多くのことを知るわけでなし、興味のないことまでこちらからしたり顔で話すのも労力を使うだけ。
相変わらず話し下手だなぁ、と思いましたよ。
それでも辛うじて、元職のジャンルが一緒の、ソファの上で堂々とアグラかき、某高級官僚を足蹴にしてしまうような豪快な女性と意気投合。
「御社のNさん、あの離婚された方には久留米でほんとうにお世話になりました」
なんてローカルな話を投げ込んでくるから渡りに船。
大牟田よごれファミリー、久留米の殺人看護師の話など
ああ、話の通じる人ってなんてありがたいんだろう。
気がつけばとっくに午前様の時間帯。
帰りのタクシーの中でも、北京師範大学の修士課程にて中日障害児教育の比較をテーマに論文を執筆中という女性からおもろい話を聞くことができたし、やはり北京は多士済々、また参加したいな、と思いました。
幹事のじゃんすさん、お疲れさんでした。またどうぞ宜しくお願いします。
by itoyamamakoto
| 2007-07-19 23:12
| いろんな交流してます