2007年 03月 10日
「ジャングルコンパ」 |
寝る子は育つ
という格言を信じて疑わず、早寝早起き人生をここまでまい進してきたわたしですが、さすがに眠れない夜もあるもんです。
もうまもなく午前3時…
おしゃべり相手のY二郎氏もだいぶ前に部屋に引きこもり、たぶん今ごろは悪夢にでもうなされてるはず。
うん、やっぱねむれない → しょうがない、日記でも書くか…
というのが現状なんだけど、ベッドに横になったらさいご、98%の確率で3分以内にノンレム睡眠に落ちちゃう牧場主に何があったのか?
自己分析によれば、単なる寝すぎ。
そりゃそうでしょうよ、夕方6時すぎからほんのさっき、午前1時くらいまで眠ってちゃ。もう目がさえちゃってしょうがない(笑)。
それもこれも昼間のバーベキューで楽しみすぎちゃったのが原因。
この前Jawaharlal Nehru大学(JNU)日本語科3年生と「BBQパティ」やったのとほぼ同じ場所、キャンパス南部を広大に占めるJNUジャングルの一角にて。
ただし、前回と違うのは以下の2点。
1)昼間でもちょっと薄暗い隠れ家チックな岩場ポイント
2)日本人の日本人による日本人のための完全日本人パーティ
ってこと。
昼飲みから帰ったらベッドに直行。次に意識が戻ったのは「午前様」だったというオチは前回から何の進歩もないわけですが…
ところで今回の日本人飲み会のお相手は、デリー市内にある語学学校「Kendriya Hindi Sansthan(ケーンドリーヤ・ヒンディー・サンスターン=中央ヒンディー語学院)」の学生たち。同校でヒンディー語を学んでる日本人は現在7人らしく、今回の参加者はそのうちの5人(男3,女2)。
対するホストのJNU側からはいつものチャンドラバーガーズ(CBs)3人にインド師匠アルカカットさん+ズーヤンというほぼ固定化メンバー。
これが単なるアウトドアパーティーを超越してる点は、凶暴な野人(アゴ・ホリ・ババ)の生息も噂され、怪しげな壁画も残るジャングルの奥深くで学生同士の飲み会「コンパ」が開かれてるってことでしょう。
一般的なコンパの場合、Wikipediaによれば、
仲間と親睦を深めるために行う飲み会。語源はドイツ語Kompanie、英語company、フランス語compagnieなどに由来。明治期に学生・書生の風俗が確立すると、同じ寮やクラスなどに属する者が互いに親睦を深めるために酒席をともにする習慣が生まれた。これが戦後、大学進学率の上昇とともにひろく一般的な風俗として受け入れられるようになった。合同コンパ(合コン)という名称は、男子のコンパと女子のコンパを合同で開催するというところに基づいている
という解釈。でも、これを今の我々風にかみ砕くならば、
偶然にも同じデリーにて同じ時間を共有することになった日本人連中が、さらなる親睦を深めるためにジャングルにて酒席をともにするという、コンパの概念をさらに一段昇華させた「ジャングルコンパ(ジャンコン)」
といえるのでしょう。
このジャンコンのいいところ。
インドに留学してる時点ですでに一癖二癖以上もある「いろもの」たちばかりだから、気兼ねしなくてよろしい。わたしだけが平均年齢を引き上げていないところもまたグッド。
でも何より、ほんのひとときでもせわしいインド世界から隔絶されるすばらしさ。
昨日の五つ星ホテルのように金でその雰囲気を買うんじゃなくって、大自然の懐に抱かれながらそうした安らぎが手に入る場所なんて、この首都デリーにそうないと思うわけよ。
で、どうだい?
楽しそうかい?
うまそうかい?
水牛のミルクから作ることの多いインドチーズ「パニール」の塩焼きは、一口含めば口の中にほのかに広がるやさしい甘み。
数十分前までは肉屋のかごの中で我が世を謳歌していた「にわとり」たちも気がつけばさいのめ切り状態、もうおなじみになった遠赤タレ焼きで天寿を全うしていただきました。
今回のメーンディッシュ、ちょっと奮発して買ってみたブラックタイガー系のエビ(体長15センチ、一尾約120円)もぷりぷり。脳みそエキスをこぼさないようにライムかけてすすれば、ああ、インドにいることを忘れられる瞬間。
それに本日のお酒は、インド産ラムの金字塔「オールドモンク」オンリー。
最近は同じインド産蒸留酒でも、ウイスキー系に浮気しがちだったわたしにとって、久しぶりに味わう老兵(オールドモンク)は、やはりみんなといるときに飲むのがおいしいお酒だとあらためて実感。
つまりはこれだけの条件がそろってりゃ、寮に帰って「バタンキュー(古語)」になるまで酒がすすんじゃったって気持ちも分かってもらえるでしょう。
ああ、もうすでに午前4時をすぎ、日本は8時前、日本のみなさんおはようさん。
わたしはコーヒーなんか飲んじゃったから、ますます目が開いてきちゃったご様子。こうなったら最後の手段、政治思想の本でも開きますか。2〜3ページも読んでりゃたやすく眠れることでしょう(笑)。
by itoyamamakoto
| 2007-03-10 07:50
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