2007年 01月 19日
新年会まだまだ第一弾 |
順調とはほど遠いながらも旅モードから学生生活へのシフトが行われつつある昨今。
このまま、国際問題から隣人のスリッパ無断使用問題まで、世の中のあらゆる矛盾を木っ端みじんにしばき倒す本来の辛口アカデミックブログ(自爆)に戻ってもいいんだけど、何かが足りない。
日本人たるもの、何ごとにもけじめは必要。このままだらだらと仕事(学生ならば勉強)はじめを迎えてよいものか、ということですよ。
その前にもっと大切な事があったはず。
お世話になった方々と旧年同様のおつきあいを、と絆を深め、あたらな年の抱負を語り合うとか、広大なインド人社会でもがき続けようと志高くいらっしゃったニューカマーたちを、狭い日本人社会なんだからお互い助けあいながらやっていきましょうと温かく迎えてあげるとか、そんなことをやるべきではないのか。
ひいては自分の留学生活第2章始まりの景気づけにもなるはず。逆にそんな区切りがないから、まだどうも「ピシっ」ときてないのではないか。
ならば新年会。
要するに新年会。
忘年会できなかった分まで新年会。
新年会にはうまい食い物と酒がかかせないんだけど、日本に帰国していたギター師匠がやってくれました。深底ホットプレートを密輸入。
エアインディアは機内にアルコール持ち込み厳禁だそうで、日本酒までは手に入らなかったもののこれさえあればもう百人力なわけさ。
かつて成都の居候時代、塾長宅でも大活躍した例の「鍋もできるホットプレート」の小型版。というかわたしにとっちゃ鍋ができることだけに存在意義を認めるホットプレート。そう、
「在印度的火鍋生活今天開始了(インドの鍋ライフ始まっちゃったね)」
でございます。
しかも今宵の新年会は前学期とはさらにひと味もふた味も違うのね。
参加メンバー4人というまさに火鍋の卓を囲むにはもってこい人数。全員日本人でありまして、わたしとギター師匠以外はズーヤンとフーシャという女子。
ズーヤン:今学期からJNUに1年半の予定で留学(聴講生)。大阪人
フーシャ:アウランガーバードで知り合う。1月からデリーで仕事開始。長崎人
つまり、
あまりに男臭い日本語科学生との飲み会に「てめぇら次、女の子いねぇとオレはこないからな」とマジ切れしたYoちゃん(まだ日本)が地団駄踏んで悔しがるくらいの女子率50%の新年会。
一年の門出にふさわしい何とも華のある宴ではないですか。
さらにお二人さんとも28歳だから、若者の話題にわたしだけついていけず、もくもくと「食い」に走らなきゃいけないような恐れもない。半年間の修業期間を経て、ようやく三十路も「学生」っぽい楽しみに触れる機会が与えられた模様。
同時に、こんなんが毎日のようにあった成都時代の素晴らしさをあらためて実感。やっぱりあそこはネバーランドだったんだと今更ながらに思ってしまうわけです。
とにかく、こちらでも料理はなぜか男性陣の仕事。
いえ、いいんです。好きなものですから。
栄えある第一回鍋パーティー兼新年会(すでに順序逆転)は、四川風火鍋か博多風水炊あたりでおもてなししたいとこなんだけど、いかんせんこちらはインド。四川でも日本でもありません。
辛うじて日本食材屋「Yamato-Ya」で買いそろえた具材、調味料にてこしらえるは「キムチ・チゲ」(唐辛子2本レベル)という事になりました。
豚肉、エビ、キムチに豆腐、白菜をビールと交互に楽しみつつ、シメのうどんまで。料理はまあ、そつなく、つつがなく。
ただ、
あまりにリラックスし過ぎた新年会となってしまい、わたしからインド火鍋隊構想をきりだすまでもなくみなさん、お腹いっぱい幸せ気分になってしまわれたのでした。
いつの日か、花椒爆弾満載の四川風火鍋をインド人に食わせて
「辛い。しびれますた」
というセリフを口にさせたい。
そんな「インド人もびっくり計画」への道、まだまだ達成度1%。
by itoyamamakoto
| 2007-01-19 22:44
| いろんな交流してます