2006年 01月 13日
7年ぶり上京物語・下 |
東京における事務的な手続きは昨日までに無事終了。
今日はゆっくり楽しませてもらいましょう。お昼ご飯、夜ご飯を友だちといただけばよいだけ。優雅な一日です。
で、まずはランチ。会うのは20歳のころの最初の海外旅行、ベルリンのユースホステルで相部屋になった友人。
同い年。
実家は隣町。
趣味も同じ(旅行、サッカー)
ということで意気投合。
その後、旅の空の下で知り合った人たちがぞくぞく現世に戻っていくなか、わたしと彼、ともに大卒の年になっても、20代後半を迎えても、三十路に踏み込んじゃっても、互いに旅を続けてました。
でもそれからは海外じゃ会わず終い。
だいたい3年に1回くらい日本で面をあわせて近況報告するペース。
そんな彼が「ヒルズ族」になってるというネタを仕入れて会いに行ったわけ。
六本木
森タワー
そして新興の人材派遣会社
全てはわたしと縁なき世界。
そこに身を浸した彼
まさかスーツで登場するとは思わず。
でもランチで食ったのはカレー。
またカレーか
なんて思っちゃいけません。
すでに現在は旅モード。
インドに行けば3食カレーなんての当たり前なんだから…。
前回は多分4年ほど前。その時わたし勤め人、彼旅人なので今とは立場真逆。でもつまるところわれわれの社会の中での立ち位置、スタンスは変わらず。とりあえずはそれの確認をする2人。
時間があれば、つもる話、さらには新しい何かを生み出せるような話もしたかったんだけど、何せヒルズ族。時間に追われております。
「もう内臓も腰もガタガタよ」なんてじゃっかん愚痴も聞かれたけれど、そんなニヒルな感じも往事のまま。好きなとこまで好きにやってほしいかな、と。
さて次会うとき。
互いの立場はどげんなっとるっちゃろか、ね。
どうも東京の公共交通機関、値段の高さが気に入らん。
あとテロ警戒か何かは知らんけど、かつては町中のあっちこっちにあったはずのゴミ箱が極端になくなっているのも気に入らん。
停留所ごとに必ずゴミ箱を置いてる成都とは対照的。
市民の公共心を育てることに躍起の成都が「ゴミはゴミ箱へ」というレベルだとしたら、東京は「ゴミ箱減らして出すゴミへらそう」というレベルのキャンペーンだと言いたいんでしょうか。
でも自販機の横とか、駅の売店のとことか。あるべきもん(ゴミ箱)があるべき所にないってのは無機質な空間がただ広がっただけのようで、いい気持ちはしません。
つねにポケットの中にジュースの缶やビニール袋などを入れたまま。それはコンビニ見つけるまで、でした。
山手線内をうろうろ歩いてたら日が暮れてしまいました。
日が暮れたらもう日系四川人の集い。
この集いは帰国してはや半年。どうやら勤め人をやれているらしい火鍋隊の東家「大王」の呼びかけ。
帰国した日系四川人どもの聖地になっているらしい「池袋」に集合。
そう。
渋谷でも新宿でもましてや銀座でもない池袋。
丞相も東京にいることだし、また四川あたりをさまよってるらしい西家をのぞいた「75%復活」も期待されたんだけど、丞相の方はそうそうに白旗宣言。
仕事とあれば仕方ありません。
またしても半結成にとどまってしまいました。
でもね。その他のメンバーもなかなか豪華。
玄界灘を渡り、そのあふれる愛のパワーによって大王に正午出勤午後1時退社というすごい勤務をさせている釜山のスミ姫。
さらに前日帰国したばかりのmingxizi&meishaの大姐コンビ。四川でなくてもその美貌は○○○でした。
最後の一人がこのたび1年間の留学の幕を閉じたばかりのティエンゴン。
そういや最後まで例の件(→http://itoyama.seesaa.net/article/4650621.html)ことをつっこむこと忘れちゃいました。今度あえばきつくお灸を据えてやりますよ。
◎参考写真1:日系四川の会ですからどうしたって素顔はさらけ出せません
ちょっぴり火鍋かなと思ったんだけど、大王セレクトはyakitori。
わたしは3日後には四川。だから大丈夫。
逆に食いそびれてた日本メニューなんで大歓迎。
焼き鳥を、串焼き、焼きトンをトントンとハシゴしました。
有無を言わさず塩でいただくみんな。
日本人はつくづく塩が好きだと四川の知り合い(中国人)にまた思われてしまうかも知れませんが、このシンプルさが何ともいい。
特に2軒目。
立ち飲み屋をちょっとだけ広くして椅子を要したような雰囲気。
煙がたちこめてて良い感じ。
「つぶしたて」
「つぶしたて」
店内のあちこちにはこの張り紙。
とにかくその日の午前中にばらされたぶーちゃんたちがその日の夜には香ばしく余すとこなく焼かれるわけだ。
◎参考写真2:すべて一串90円という価格設定も場末チックでよろし
我らが日系四川人のめいにゅう3人以外に女性がいないという男臭さもすごい。
アクセントは絶対中国人チックなんだけど、絶対そのそぶりを見せない服務員の女性もなかなかいい味。
さっそく中国帰りのティエンゴンをけしかけ中国語を使わせてみる。
「小姐」
「給我××」
ざわついた店内、最初の呼びかけには思わず反応してしまったものの、その後は冷静な反応。
「キクですね」
「5本ですね」
決して愛想よく中国ネタで盛り上がったりすることなし。
我々の負けでしょう(笑)。
とにかく東京でこんなに焼酎(芋水割り)が合う料理、店もあるんですね。
話は尽きませんが、何せ終電気にしなきゃいけないのが東京の悲しさ。タクシー初乗り6元じゃないしね。
思えば次の学期こそ四川にがいないつもりですから、わたしも現役引退間近。こちらの「集い」の方に片足をつっこんでいくことになるんでしょう。
とりあえずは日系四川人ラサ支部(当分一人)の世話人代表として、今後は勢力拡大に努めていく所存であります。よ。
by itoyamamakoto
| 2006-01-13 17:05
| またまた旅に出ました