2005年 09月 04日
どう穿く3足目の草鞋 |
チベット語を学びながら中国語も勉強を続ける
ここ西南民族大学でのわたしの掲げた目標。これはもうすぐ授業も始まって、たぶん時間をうまく調整しながら両方の授業に参加するはずだから、まあ公然の事実。
この二つの言語、2足のわらじを履くのは見た目(かなり)悪かろうと片足ずつにはいて、何とか前にも進んでいけるんだけど、これが3足になった時には残り一足は手に持って歩くしかないんだろうか。それとも頭に帽子のように巻き付けていくしかないのだろうか。
そんな考えを巡らせながら、ちょいともう一つの緊急ミッションを立ち上げることにしました。
中国語を勉強するようになってガタンと落ちた英語の特に会話能力を何とか全盛期に戻したい。さらに欲張って人にちょっと自慢できるくらいにはなりたい
そんなわがままな思い。だれも相手にしてくれそうにないので、自分で極秘ミッションにするしかないんです。
こんなこと中国語を始める前には想像すらしてなかったんですが、
わたしの脳みそはどうやら、日本語を話す部分と、一つだけの外国語を話せる部分しか開発されてないみたい。
どういう事かというと、外国語会話をつかさどる脳神経の全体量が小さいため、中国語の占有率が高まると、英語能力たちが自分から遠慮して、会話の砲弾(放談)飛び交う最前線からどこか退役軍人の集会所あたりに退いてしまうんです。
英語で何かしゃべろうと思っても、英語の単語が出てこないばかりか、無意識のうちに中国語が混入してしまう。まるでかなりやばいウイルスのように。
「リンゴが好きです」なら「I like apple」が「我 like apple」
「すぐに来い!」だったら「Come at once!」が「馬上 come!」
ってな具合。
頭の中で単語を組み立てず、無意識のうちに外国語が口に出るのは非常に良いことなんだけれど、そこで中国語と英語の完全な切り替え、棲み分けができない。
英語と日本語を流ちょうにしゃべる友人(中国人)を見ていると、語学能力の有無ってこんな所に現れるのだろうか、なんて思ったりもするんだけど、とにかく人の脳みそなんて使わず終いで燃料切れ(ご臨終)になるわけだから、少しでも開発してあげないともったいない。
そんなわけで始めます。
その名も
「三足の草鞋プロジェクト(Project of 3 Straw Sandals/P3SS)」
べたです(陳謝)。
わたしの言語能力を数値化した場合、
◎1年前(留学前)
日本語 100
英語 75
中国語 5
チベ語 0
◎現在(中国1年)
日本語 90
中国語 50
英語 40
チベ語 0
それを一年後には、
日本語 90
英語 80
中国語 75
チベ語 40
これくらいやってやろうじゃありませんか!
いや、やらんといかんのじゃ!
「わたしの学校生徒で一番有名な学校だったから、授業はほとんど英語だったの」とのうのうと宣うお金持ちおじょうさんと漫画喫茶でだべっているとき、日本人のわたしと中国語で話しているのに、特にわたしが中国語で分からない単語があったわけでもないのに、時々口にされる妙に流ちょうな英語を聞きながら感じました。こんな小娘に…。という思いです。
超主観的に数値をはじいただけで、なんもならん
せめて英検1級とか、TOEFEL600点とか具体的な数値目標ださんかい
うっ(痛)。数字もあることにはあるんですが、何せ「極秘」なミッションですから。具体的には…。まあそれくらいのレベルは必要かな、というところ。
英語、チベット語、中国語が混ざり合ってさらに脳みそが混乱。日本語すらまともに話せなくなった
今回に限っては、そういう自虐オチは避けたいものです(笑)。
by itoyamamakoto
| 2005-09-04 21:26
| エンジョイ!学生生活