2005年 10月 19日
新歓活動も楽じゃない |
大学非公認団体として「西南民族大学保齢球隊」が発足しました。
産声をあげたのはもう10日以上前の話なんですが、とにかく
目標はただひとつ。
周り(成都)にいる日本人、外国人がらみのボーリング愛好者どもを、水戸黄門最後の5分間よろしく、ばったばったとなぎ倒すことにつきます。特に四川大留学生隊のやつら。
隊員(メンバー)は3人。
これには監督とキャプテン、それに会計(別に書記でも可)が含まれます。
塾長と日本語科四年生で自称「恋愛方法の達人」、およびわたし。
ちなみにキャプテンを務める「恋愛方法の達人」ですが、かねがね美人秘書として登場、現実とのギャップに各方面から苦情が寄せられたからという噂もありますが、とにかく本人も気に入っているようなので、このたび晴れてあだ名デビューを果たすこととなりました。
とにかく勇猛果敢、眉目秀麗、出前迅速、落書無用な3人組であっても、中国にいれば嫌でも思い知らされる教訓は「数こそが力」でありまして、「少数精鋭」などと口走ってもそんな奴らは即ゴミ箱行きの恐ろしい世界。
要するに隊員の補強こそ我が隊緊急のテーマ、なわけです。
とにかくPK戦もできるように5,6人が最低ライン。
ただ、いくら超いけてるなわれわれであっても、野望が野望なんで、その辺の軟派サークル(果たして中国にあるのか?)と間違えて入ってきてもらったら痛い目を見ることになるのがオチ。互いのためになりません。
「楽しみながら」なんて甘っちょろい言葉もまたゴミ箱行き、とにかく「勝利最優先主義」で勝てる人材を求めていくのこころ。
もちろん課題も山積。
大学南門の道路向かいにボーリング場があって、そこをホームグラウンドにしておりますが、安い時間帯でも1ゲーム4元(学割で×0.88に)。学生にとってはこの出費は若干敷居が高い。
さらに先学期まで成都郊外双流にある田舎校舎で「監禁生活」の日々を送っていた生徒たちは、ルールも一から勉強しなければいけない。そのうえ「保齢球」への誤ったイメージの払拭(どうもオヤジスポーツだと思っている節がある)も必要だから、その敷居は棒高跳び用ポールを使って肥えなければいけないくらいの高さに。
出費については、ブルジョワ日本人が湯水のごとく資金を提供してやってもいいのですが、身を削ることこそ成長の第一歩。
とにかく一人前のアマボウラーとなって巣立つため、お安くない授業料を払う覚悟があって、さらに日中友好の高き志がある人材を我々は求めているわけ。そう。壮大な計画は緒についたばかり。いかなる困難も喧嘩上等。新入歓には予断を許さずに取り組んでいるところです。
だから、かどうか知らないが、今晩は美人秘書の片割れ、メイジリーの入隊試験を兼ねた定期練習会が開かれたんですが、これがもう。前途の多難さを象徴するような惨劇。
投げ込むごとにスコアを上げる男性班2人に対して、保齢球2回目というメイジリーはほとんど「Gー」だけがスコア表に埋め尽くされるという展開。「フォームはいいんだけどねぇ」なんて思ってたんだけど、よく見たらフィニッシュの時の両足の位置が前後ろ逆だったりする不思議な女の子。
さらに頼みのキャプテン(恋愛方法の達人)さえ、これまで登り調子だった時の感覚を忘れ、レーン上で三回も尻もちをつくという醜態。
お前ら神聖なレーンに恥ずかしいとは思わんのか!
お前ら神聖なレーンを吉本の舞台と勘違いしとるんか!
傍らにはゲストの身分として招かれた成都のティンカーベルの姿。その可愛らしい異名とは裏腹、実は四川大学留学生保齢球隊からの刺客だとにらんでいるミンシーズの目の前で、ふがいない現状を晒す羽目になったのでした。
小金持ちぶりを発揮して毎夜毎夜、保齢球打ちに行く川大(留学生)の奴らめ。
せいぜい一時の繁栄を謳歌するがよいさ。
こちらはこちらで「民族」の意地がある。
とりあえず年内には形にしてやるからな
覚えてろよ!
またしても純な学生をいたらぬの道に誘う日本人でした。
by itoyamamakoto
| 2005-10-19 20:28
| いろんな交流してます