2005年 11月 04日
多国籍軍ネパール軍に |
負けちゃいました。
何のことはない。
サッカーの話ですけど。
国内ではバリバリの鷹(野球)ファン+義理堅い男なので、サッカーへの門戸は海外に出たときだけ開かれます。
サッカーを生で初めて見たのは1993年。ACミラン対ラツィオ(イタリア)、バイエルンミュンヘン対ハンブルグ(ドイツ)、マンチェスターユナイテッド対リバプール(イギリス)というバリバリの「ミーハー」。
そんなわけで中国では、SichuanUniv.Foreign.Football.Club(四川大学留学生足球隊)を追っかけてます。
くわしいことについてはForeignF.Cキャプテンのブログ(→http://plaza.rakuten.co.jp/sichuanforeignfc/)を見てください。
日本、韓国、越南、徳国、英国、美国、瑞士という東西南北から「われこそは」という者には門戸を開き、さらには男女雇用機会均等法も施行済みという何とも先進的で開放的で理想的な多国籍軍ですね。
わたしの方も毎週木曜の練習も見に行って、けっこう試合も観戦。
まあ義理義理チョップだけど。
本日は平日だというのに、四川大学華西校舎において試合があるというので、栄光の10番塾長とともに殴り込みです。
相手は既に触れましたが、ネパール軍。しかもほぼ全員が華西校舎(=医学薬学部系)の留学生だから、先生(医師)の卵たち。
いってみりゃ坊ちゃんたちですよ。国を背負ってやってきた、その実際カースト高い貴族のぼんぼんだったりする。顔はいっちょ前めちゃ濃いくせにほとんどメガネかけて白衣で登場しそうな奴ら。
ネパールなんてワールドカップ予選なら、日本代表が10対0以上の得点差で勝てるような相手なんで、
こんなの楽勝でしょう
と思っていたのは選手たちだけではありません。
冷静に見守るべきわたしだって同じ。
だって、ちょっと経験者っぽいというだけで攻撃陣に配されるようなチーム。バックス陣なんてろくにボールを蹴れない人だっています。
序盤から攻めまくり。
特に左サイドからいいボールがぽんぽん入ります。
でも点が入りません。
入りましたが一点だけ。
おっ、ようやくもう一点か。と思ったらオフサイド。
ラインズマンいないはずなんだけどね。
相手キーパーにしたってすごいわけじゃない、というか経験者じゃないのに、そのほかはすべて正面に行ったり、わくを外れたり。
そんな感じで前半40分が終わってしまいました。
まあだれだれだけど、このまま勝つっていう雰囲気に包まれたハーフタイム。
雇用機会均等のため、後半のメンバーチェンジについて指示を与えるキャプテン。
「負け」の予想など誰の脳裏にもよぎっていないかのよう。
そして後半開始のホイッスル。
あっ2点目が入りましたね。FWのイギリス人でしょうか。
ようやくですね。
このままいくのかな、と思ったころ。
PKが与えられました…ネパールに。
ゴールマウスを守るのは、深刻なキーパー難のために、あろう事かチーム一の点取り屋チンムー。
そりゃ無理でしょう。
一点返されちゃいました。
さらにもう一点。
ラインも何も存在しないディフェンスラインの後ろにけり出されたボール。無人のゴールに吸い込まれちゃいました。
勢いづくネパールチーム。
次はコーナーキック。
◎参考写真1:ネパール軍コーナーからヘッド。ボールはゴール右隅へ!!
あ〜あ〜。
いつの間にかそれなりにできる奴をディフェンスに下げて守りに入ったネパール軍。完全に勝ちに入ってます。
残り時間は刻々と0へのカウントダウン。
波状攻撃を掛ける留学生多国籍軍。
おっ、ゴール正面。フリーの塾長の前にボールが!!
◎参考写真2:さあロスタイム。塾長こん身のシュート!!ゴロゴロでした。
これだったら経験なしのキーパーでもがっちりキャッチ。
これで何度目のため息か。
そう思った11人+控え+サポーター。
結局ここでタイムアップ。
多国籍軍がネパール軍に2対3。
やはりサッカーも頭でやるスポーツなのか。
それとも単に弱いのか多国籍軍。
勝てない病にかかってしまったForeignF.C。
まだまだキャプテンの苦悩は続きます。
by itoyamamakoto
| 2005-11-04 18:04
| いろんな交流してます