2005年 11月 19日
白頭山に完全名前負け |
SichuanUniv.Foreign.Football.Club(四川大学留学生足球隊)もの第2弾。
ネパール戦(http://itoyama.seesaa.net/article/8995369.html)惜敗以降も相変わらず負けが続いてるわが留学生隊。
本日は西南民族大朝鮮族チームとの対戦が行われました。
マッチメークを裏で糸引いたのはやはりこの人。民族大日本語教師の塾長。教え子の朝鮮族学生に声を掛け、世紀の対決を実現させたというわけ。
四川大グランドにて午前9時キックオフ。
無理だろ〜な〜
朝鮮族チームの選手たちとは、8時半に川大東門に集まって一緒にグランドに向かう手はずだったのですが、民族大南門にてもう彼らと遭遇。なかなか全員は集まらず一緒に待ちぼうけることしばらく。もううすぐ8時半ですね。
ようやくタクシーに分乗。
だいたい10分で到着。
でも待てど暮らせどほかのタクシーは到着せず。
無理だよな〜
残りの3台。
川大西門に到着したらしい。
午前9時。
川大グラウンド。
ようやく辿り着いた朝鮮族以外ほとんど誰の姿もなし。
仕方ないからウオーミングアップでもしようか、
とうとう未知の朝鮮族チームがベールを脱ぎました。
実際にウオームアップウエアを脱いで戦闘服姿に。
彼ら白いユニホームで統一。
背中には自分の名前ではなく赤色で「白頭山」の3文字。
おっ、いいねえ。
民族背負ってるねえ。
ちなみに知ってる人にだけはめちゃくちゃメジャーな「白頭山」。
◎参考イラスト:朝鮮国家観光総局 エリアガイド 白頭山より
ピョンヤン−白頭山385km(直線距離)
白頭山は朝鮮人民の古くから崇拝している祖宗の山、金日成主席と金正日総書記の業績がこもっている革命の聖山、朝鮮労働党の伝統を物語る大露天博物館である。その景色は朝鮮5大名山の中でも筆頭に挙げられ、標高2,750mの朝鮮最高山である。両江道三池淵郡の北西部、中国との国境地帯に位置している。
中国名では長白山。吉林省ですね。
頂上には有名な観光地「天池」があります。
日中戦争では共産党や朝鮮族ゲリラによる激しい抵抗戦が行われたのもこの長白山周辺なんですが、少し前に民族大中華民族混成軍の総攻撃を食らって、日本軍が手痛いダメージ(痛恨の一撃)をくった焼肉店こそ「天池」でありました。
→http://itoyama.seesaa.net/article/6990380.html
今思えばあれも民族の復讐だったのでしょうか。
それはそうと朝早いこんな試合。
何度も何度も
無理だろ〜なぁ〜
と信じ続けた通り、留学生チームやはり集まりませんでした。
キックオフ時間を30分以上すぎても10人。
後ろの試合が詰まってる都合上、相手チームからキーパー要員を借りて何とかキックオフの運びとなりました。
開始直前、キャプテンから
後半はキーパーお願いしますよ
キャプテンにそういわれたからにはしょうがない。
普段は革靴だけど、今日はトレーニング用に55元のトレシュー持参なのだよ、
サッカースパイクでなくとも相手チームにキーパーやらせるよりはサポーター代表にやらせた方がましに決まっている。
君たちは本当に運が良いねえ。
アップでも始めましょうか。
簡単な柔軟体操。
運動場5周(2キロ)
また柔軟体操(股関節中心)
まだ時間ありそう。
とうとうサッカーボールにさわっちゃった。高校以来だね。
どうも足もとに吸い付かず、「ボールは友だち」になってくれないけどまあよかろう。
ちょっとダッシュ交えてグラウンド1周
ロングキックの練習なんかをしてみる
やっぱりボールは友だちではないみたい
浮きすぎてOB。場外に出てしまったりする
ところで、
45分ってこんなに時間長かったっけ?
もう一回走ろうか、でまた5周。
この間けっこう点は入ったり入れられたり。
いつものように観戦に集中してる訳じゃないからスコアは分からない。
おいおい。おれももう汗びっしょりだよ。
観客席にはいつの間にかちょっと知ってる日本人女の子。
「終わらないっすね」
「どうしたんでしょう」(女子)
「前後半ぶっ続けなのかも」
「ははは、そんな。ね」(女子)
「でっかいドイツ人がいますよ」
「遠近法が使えませんね」(女子)
ぴっ、ぴー
主審が笛を鳴らしました。
かなりお疲れに引き上げてくる約20人。
「あ〜、また負けだよ」
「○○(アメリカ人女の子)、あのシュート惜しかったね」
えっ。終わったの?
3対4
わたしに何の断りもなしに前後半ぶっ通しでゲームをやった挙げ句、また負けですか。
まあ声には出しませんでしたがわたしは「ぷいっ」。
ちょっとすねちゃいました(笑)。
でもアップ段階でですでにわたしの息が上がっていたことは公然の秘密。
もう二度と声はかからないでしょう。黄金の新人デビューは永遠になくなってしまったわけです。
自分にご愁傷さまでした。
by itoyamamakoto
| 2005-11-19 17:41
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