2005年 12月 09日
初めて冷静に生日晩会 |
【成都=信通信】四川省成都市の四川大学留学生交流室で9日夜、火鍋隊西家の誕生パーティーが開かれた。漢語水平考試験(HSK)直前にもかかわらず、自分の25才の門出を祝ってもらうためだけに、バナナで釘が打てる黒竜江省ハルピンから駆けつけた火鍋隊西家を、留学生や中国人学生ら約40人が祝福。最後はお決まりのケーキ投げ、ビールかけにて盛大に幕を閉じた。このパーティーによる凍死者、けが人はなかった(はず)。
一時期は月1くらいで開かれていた川大留学生誕生パーティー。
日本料理を中心に、韓国料理も織り交ぜ、気が向いたらタイ風、洋風などなど、留学生が腕によりをかけた料理を持ち寄り、和やかに始まるパーティー。
ビール瓶はハコ(12本)単位でどんどん追加され、いつの間にか音楽(たてノリ系比較多)のボリュームもマックスまで引き上げられていくパーティー。
そして時にはフライングして、誕生ケーキの箱が開けられる前に、普段はろうそくが吹き消されて真っ暗になった活動室の中で、誰かの雄叫びによってせきを切ったように始まっちゃう地獄絵図のような光景。
終末になれば床はクリームとケーキとワインとその他でぐちゃぐちゃ、つるつる。さらにビール瓶の破片も散乱しているから冗談抜きで危なかったりする。
主役の退場した活動室を片づけながら「兵たちが夢の跡」の余韻を楽しむのもまた乙なもの。
◎参考写真:これは今年5月の塾長生日晩会。火鍋隊もそろい踏みました
他の大学でもたぶん留学生同士、差不多な祝い方で楽しい夜を過ごしてるんでしょうが、やっぱ初めて見たときは衝撃でした。「若いな」と思いましたね。
プロ野球でリーグ制覇したことない人だったらぜひ参加の価値ありです。
ところで。
隆盛を極めた「川大留学生生日晩会」ですが、ローマ帝国も、モンゴル帝国もやがて滅びるときが来たように、人の移り変わりとともに今学期以降、風前のともしびとなっておりました。
そこに現れたのが、火鍋隊西家。
ハルピンで同じような晩会をしたら確実に「凍死する」と思ったからか、バカ騒ぎをセッティングしてくれる「気の利いた」友だちに恵まれなかったのか、約半年ぶりの成都復帰となったわけです。
本人的には望んでやって来たわけですから、パーティーにはかなり満足できたはず。最盛期並みとはいかないまでも、みなさんもかなり弾けてらっしゃったし。本人も終始嬉しそうな顔でした。
でもこれが最後でしょうな。
カメラのレンズで線香花火が消える直前の美しい輝きをとらえるように、最後の輝きを目に焼き付け、一時代の証言者となることができました。
たぶん最後のバカ騒ぎ誕生パーティー。
そんなこんなを、わたし、窓の外側から見ておりました。
ですから祝福のおすそわけ(被害)も0。
それじゃ寂しいじゃない、なんていわんで下さい。
だって、あんなあほ騒ぎ。付き合ってられないのよ。
こっちは火鍋隊西家ほどじゃないにしろ、遠来組よ。
タクで帰ること考えたら、感傷に浸るより現実路線よ。
それに先代デジカメが逝去されたのもちょうど一年前のこの日。
運勢のアップダウンがかなり激しい昨今、2代目をあの魑魅魍魎たちの前に晒すのは火鍋地獄の中に放り込むのと同じような気がしたんです(笑)
by itoyamamakoto
| 2005-12-09 14:57
| いろんな交流してます