2005年 12月 28日
自己修復したかPBG4 |
我が子を入院覚悟で病院に連れて行く親御さんの気持ち。
一足先に体験してきました。
もちろん溺愛の母親役はわたし。そして子役は目の中に入れても痛くない(笑)、それどころかハードコンタクトレンズよりも役に立つわが愛機「PowerBookG4(12inch)」。
MAC事情の極めて貧弱な中国。そのさらに西南の端っこにある成都にあってPBが「ぷしゅん」と逝ってしまったのは1カ月半前。
パソコン自体は何とかだましだまし使い続けてきましたが、やはりDVDドライブは一度も使えず。だってもし「恥ずかしいもの」なんかを見てるときにまた「ぷしゅん」となって病院送りになったとしたら、愛しあった後も離れることができずに救急車で搬送されるしかないカップルみたい。超恥ずかしいじゃない。
あっ、しつれい。
品行方正なわたしにはありえない話でした。
ウケ狙いでも「下ネタ」「駄洒落」はいけません。
そんなわけでPBG4の修理は日本に戻ってきた理由のひとつ。ちょうど今月初め福岡にも「Apple Store(http://www.apple.com/jp/retail/fukuokatenjin)」がオープンしたということで、出かけてきました。流行の最先端地へ。
場所は西鉄福岡駅から徒歩5分。西通り沿い。おしゃれなとこです。
これもすべてiPod人気のおかげでしょう。
店内は100平方メートルくらいでしょうか。
パソコンショップというよりギャラリーみたいな感じ。
店内の雰囲気が違います。
匂いが違います。
この福岡でもかつてはT-ZONEなどの東京系パソコンショップがマック専門店などを開いては、、、閉じてきた(笑)んですが、30代以上ちょっとこぎれい、ちょっと長髪気味、でもメガネしているおっちゃんたちが客層のメーン。
でもここはまるっきり違います。
まず女の子がいます。
髪の毛は茶髪の方が多いくらい。
ボンダイブルーの初代iMacの時には見られなかった現象。
知らん間にほんとiPod人気の裾野は相当広がったみたいやね。
まあ、中国の端っこ蜀の都でもShuffle下げてるお姉ちゃんたちを見かけるようになったくらいですからねえ。
「すいません。修理してもらえますか」
「はい、こちらへどうぞ」(店員)
といわれて連れて行かれたのは店内数十台あるのパソコンの前。
どうやら修理申し込みはネットによる予約制のようで、同社HPの福岡アップルストア上のサイトにてGenius Barを予約しました。
「次からお越しの際は事前にこのようにお申し込み下さい」
だって。
せからしか。
「Genius Bar」という名の通り、店内の一角には、天才そうな店員がいるバーカウンターのようなテーブルがあり、そこで相談を聞いてもらえることに。
「あのう。この子が、ううっ、この子がぁぁああ!!」
と、ここまでせっぱ詰まってたわけではなく、ただ冷静に11月16、17日の日記をおさらい。するとどうでしょう。わたしの目の前のジーニアス
「えっ、中国で修理したんですか」(G)
とまるで改造パソコンか何かを眺める様な表情をよぎらすわけです。
「一応修理会社にもアップルのマークはあったんですが…」
というわたしのフォローもあまり聞こえないみたい。
「とにかく原因分かるにこしたことありませんが、わかんなくてもDVDドライブを交換してもらいたいんです」
「…では試しにCDを入れてみますね」(G)
「はい」
「大丈夫ですね」(G)
「もう一回!」
「やっぱり大丈夫ですね」(G)
「大丈夫だったらどうなんです?」
「DVDドライブの交換はできません。ルールです」(G)
「えっ、でも…。確かに『ぷしゅん』と逝ったんですよ。理由はあるでしょう」
「…。…。では、ドライブ鑑定ソフトで検査してみましょう。30分くらいかかりますが。計帯電はお持ちですか」(G)
「はい。もってません。この辺うろついてますんでどうか夜露四苦!」
この30分間。
お前は一昔前の公務員か。何がルールやこのアホ。客が換えてて言ったら換えるんが客商売やなかとか
と思いながら、
無くなった電子辞書。
買い換え予定のデジカメ。
行方不明中のiPod Shuffleの代替機探し。
なんかをビックとヨドバシで品定め。
おいおいいくらかかるんだ、と改めて全身鳥肌。
で、ふたたびGeniusの面前。
「何の問題ありませんでしたよ」(G)
「はあ」
「ですが、壊れていたスペースキーを交換しておきました」(G)
「サービスですからお代はけっこうです」(G)
いやあ、アップルストアはよいとこです(笑)。
マックってのは昔から機械っぽくないわがままなところが一部マニアに好かれている理由だったりするけど、DVDドライブもたぶんそんな感じで治っちゃったんでしょう。ああ、これからずっとこの子のご機嫌とりしながら付き合っていくことになるんだろうなあ。
by itoyamamakoto
| 2005-12-28 12:32
| まちかど歩けば新発見