2006年 09月 21日
人vs熊猫仁義なき戦い |
パンダが人を噛む、かまれたからには倍返し
【9月21日=THE TIMES OF INDIA】 酔った中国人出稼ぎ労働者の男性が北京動物園でパンダに抱きつこうと柵を越えて近づいたところ、そのパンダに噛みつかれ、復讐心にかられた男性もパンダの背中にかぶりついた、と中国メディアが水曜日に伝えた。
北京晨報によれば、男性は張新艶さんで中国中央部・河南省の出身。彼は火曜日、動物園でパンダの古古(グーグー)に対面する前には近くのレストランでジョッキ4杯のビールを飲んでいたという。「突然パンダに触りたいという衝動に駆られ」た上、柵を飛び越えてしまった。眠っていたパンダは驚いて張さん(35歳)の右足に噛みついてしまった。
さらにもう一方の足にも噛みついたパンダの行動に我を失ってしまった張さん。古古を蹴りあげ、さらにはくんずほぐれつの格闘状態に持ち込むと「俺は奴の背中にかぶりついてやったんだ」。張さんは同紙に語った。「奴の皮膚はとっても分厚かった」。
来園者が大声で飼育員を呼んだため、飼育員は急いでホースで水をかけてパンダの気を鎮めた。張さんはそのまま病院に運ばれた。同紙は血まみれの包帯も痛々しく、縫合の痕も明らか、病院のベッドに横になった彼の写真を掲載。北京青年報は張さんの「テレビで見ていた時は人間に親しそうだった」「パンダが人を噛むなんて聞いたことなかった」というコメントを引用。「ほんとパンダに触りたかっただけなんだ。ビールのせいでふらふらしていたし、よくは覚えてないな」。
北京動物園側は事実について認めているものの、詳しい説明は拒んでいるという。
◎参考写真:痛いねぇ。イタイいです。アホです。しでかしました。御愁傷さま
【評】
いやぁ、やはり動物園ネタは面白いねぇ。
洋の東西を問わずにあちらの業界では「ネタ枯れ時の動物園頼り」らしいんだけど、こんな世界トップ級のお話もまた天から降ってきたりする。
もちろんそんな希少種(パンダ&人間)を育める中国の豊かな土壌こそが必要条件ではありますが…
詳しい情報はこちら「男子动物园欲与熊猫亲热险些被咬掉右腿」
→http://dt.66wz.com/Article/shkj/2006-9/20/12_26_01_834.html
からいただきました。
興味のある方はご一読を。
いうまでもなくパンダは『国宝』です。
どんなに対中感情が悪い国に対しても、国宝一頭贈るだけでちびっ子たちはすべて中国の味方。国論は二分。何なら白黒つけまひょか?そんな最強のリーサルウエポン。
ですから国宝に噛み付いちゃった奴に人権はありません。
世が世なら市中引き回しのうえで労働改造所行き、もしくは南沙諸島の一番南の小島にでも流されたって文句は言えないんでしょうが、動物園側はこの男性の治療費まで面倒見てやるかもって話。あのお国もちょっとずつ変わってきてるのかな?
ちなみにこの張さんは9才の女の子と7才の男の子、2児のお父さん。
インドにまで報道されちゃったお父さんの狼藉に子どもたちの将来が心配です。これでパンダが嫌いにならないか、と。
お父さん、ガンバっ!
ところで、北京動物園では2年半前の2月にも一人のファンキー大学生がパンダの飼育エリアに侵入。パンダに噛みつかれ、さらには骨折する大けがを負ったのだそう。
何事もパイオニア(先駆者)というものは尊敬を集めてしかるべきなんですが、被害を受けた後、ちゃんとバックをとって(プラス2ポイント)、さらに噛みつき返したというプロセスまで鑑みればやはり今回の張さんに軍配でしょう(笑)。
本筋に戻って、パンダの状態についてはいっさい触れられていないのが気になるところ。何せ「国宝」ですから、動物園にとしてもそちらの情報統制の方に神経をつかわなきゃいけないのかも。そんなわけで画竜点睛な★★★★☆。
by itoyamamakoto
| 2006-09-21 22:54
| これは面白ニュース!?