2006年 08月 29日
這就是印度的食肉王道 |
なんか漢字ばっかりで感じ悪ぅ〜(駄)
と昨日の流れで中国語タイトル。
誕生日パーティーのお礼として、本日は中国式にわたしの丸抱えディナーにご招待。
「今度はおれのおごりだからどっかうまいとこ連れてってよ」
といって
「旦那、いい店ありますぜっ!」
とインド歴1年先輩のYoちゃんに二つ返事で紹介されたのが、彼が友達のフランス人と一緒に、その友達のパレスチナ人外交官とイラン人妻に連れてってもらったというお店。
経緯は複雑だけど道のりは超簡単。寮からはドア・トゥー・ドアで北西に約10分ね。
享楽の料理の旅にあなたをご招待
52種類もの秘伝のスパイスを調合した魅惑的な味わい
その名も
Kakori Kabab
ただみなさまのために…
そんなしゃれたメッセージが我々を迎えたムガール料理の「Alkauser BAR-BE-QUE」というお店。
105年の歴史があってLucknowやDelhiの王族たちも愛したというその高貴なお味。
いきなりの結論やけど、
別次元いっちゃうくらい最高やね。
インド料理のホントの実力を十二分に堪能させてもらったよ。
ちょっと大きめの通り沿いにある普通っぽいお店、オープンエアーの席しかないからひょっとしたら蚊の心配もあるってのが玉にきずだけど、かゆさなんか忘れるくらいに本能むき出しでむしゃぶりつかせてもらったよ。
Yoちゃんに財布のことなどせずにたのんでもらったのは以下の品々。
Afgani Chicken(Full) 150
L.D.H.Biryani(Chicken) 120
Mutton Shahi Quorma 120
Tandoori Naan*2 30
Butter Naan 20
C.Drink*3 45
M.Water*2 30
V.A.T(12.5%) 64.38
Rs579.38
◎参考写真:感動の一部をお裾分け。アフガニチキン(右上)なんて4Pcsもっ!
このアフガニチキンこそ、Yoちゃんが最っ高に感動した料理で、私たちにもいの一番にすすめてくれたメニュー。
日本でもだいぶおなじみになったタンドーリチキンの味付けともちがう絶妙な香辛料のバランス。どう説明したらいいのか全く分からないようなおいしさってのは、アフガニチキンを指して言うのでしょう。
数十種類のスパイスを調合とうたってるからには、多分その大半はわたしなど未体験の世界。何回も何回も食べてようやくこの究極の味を表現できるようになるのかも…
ビルヤーニも素焼きのつぼに米やスパイス、チキンを入れて、練った小麦粉でふたを固定。そのまま蒸して炊いたというクラシックスタイルのビルヤーニ。
土鍋で炊いたご飯が独特のおいしさを発揮するのは日本米もインド米も同じみたい。一般的なビルヤーニよりも油も控えめでスパイスのなじみ方もしっくりしてる感じ。とうぜん熱々感も全然違っておいしさ長持ち当社比3倍!
そしてこれも重要、店員の態度も超インドレベル(いい意味で)。
コーラを頼めば
「あいにくギンギンは切らしておりましてかまいませんでしょうか?」
なんてあり得ない質問をしてくれる。
骨受け用皿のさげ方も、追加注文をとるタイミングも全然外れてない。常に各テーブルに気を配ってることがうかがえますな。
店の看板メニューらしいKakori Kabab(2PcsでRs65)はまだ食べてないけど、
「これこそがインド肉食の王道だっ(這就是印度的食肉王道)!」
そう断言してしまいましょう。
もちろん撤回の可能性がないわけじゃないけど、それは奇跡的にここよりうまい店を発見したときにしかあり得ないし、決してこの店の評価が下がることではなし。
大学から近いのもさらにポイントアップ。
ケンタ(KFC)をしばくくらいの手軽さで最高級インド肉料理が食べられるんだから、よろこんで「知り合いがインドに来たらぜひ連れて行きたいお店」第3号店(優先順位ナンバーワン)に追加登録。
戦略的にはAlkause(この店)でおごって、日本食店「たむら」でおごり返されるのが得策でしょう(笑)。さあ皆さん、インド美食の旅、よってらっしゃい見てらっしゃい。
by itoyamamakoto
| 2006-08-29 14:17
| 食い物、飲み物腹一杯