2006年 08月 28日
在徳里的我生日快楽! |
今日は誕生日
33才になりました。
四捨五入すれば25才の人たちと同じ(30才)という計算もまだ可能です。
などと強がってみちゃう誕生日。
そんな昨年の日記(http://itoyama.seesaa.net/archives/20050828.html)@香港の2番煎じで終わるつもりはありません。
あのときは、この20年間、様々なやむにやまれる事情のために「お誕生会」を開いてもらえてない哀しい男の独り言を並べてしまいましたね。うぅっ(嗚咽)
ところがどっこい(古語)
今回はネットや実際の会話の節々にて不自然な「ほのめかし」を続けていたおかげ。
このたび、これまでの鬱憤を総ざらいするような「史上最速に前のめりな誕生会」が開かれてしまったのです。
「…………ピッ、ピッ、ピッ、ピィーっ!」
「午前零時ちょうどをお知らせします…………」
と時報が日付変更線をまたいだことを117で確認したかのように、夜の12時を回ったほぼその瞬間にじわり開かれるわたしの部屋の扉。
「じゃぁ、そろそろ。…行きましょうか」
とおなじみ日本人留学生Yo&Takaのお出迎え。
「はい、ふつつか者ですがどうぞよろしくお願いします」
とまるで初めての夜を迎える超箱入り娘みたいになすがまま、お任せ状態なわたし(←完全妄想思い込み)。
向かった先は最近一部の東洋系酒好き寮生たちに「そよ風ビアガーデン」として愛されている寮の屋上。
さらにそこで待っていたのは、レギュラー化しつつあるJNU日本語科優等生スレンドラ君とその同部屋でスペイン語科のルイス・フィーゴ(勝手に命名)。
ここインドの誕生日は真夜中の12時を過ぎ、
「お誕生日になったらとりもなおさず」
に祝うのが普通なんだそうで、それは子どもたちの「おたんじょうかい」だっておんなじらしい。ちょっと眉唾もんだけど、疑うとおこりだすから始末に負えないのもインド人。
まあ、
めでたけりゃそれですべて許されるってのはどうやら万国共通。
そんなわけでわざわざ夜中にバイクに乗って買ってきてもらった誕生ケーキにはインドの国旗をあしらったオレンジ、緑、白の三色カラーのろうそく。
はっぴ・ば〜すで〜・でぃあ・ぼくじょうぬし〜♪
…はっぴ・ば〜すで〜・とぅ〜・ゆぅ〜♪
と男性4部合唱のしぶぅい歌声に背中を押され、ろうそくの炎を勢いよく吹き消すわたし。
さあ、ギンギンなビールでのどを潤しましょう。
ケーキもどんどんきって食いましょう。
当然右手だけ。
スポンジもクリームも柔らかいからテクニカルにおねがいします。
◎参考写真:ケーキとビールの相性などまったく関係なし。楽しくてうまけりゃよし
誕生日の抱負なんて聞かれたんだけど、そんなもん「聞いてない」んだから面白いことなんて言えようはずもなし。
いや、面白いことだけだったら言えても、33歳にもなってそれだけで終わらすのもちと物足りない。ポリシーとして
「70%は含蓄ありぃ〜の、30%は笑いありぃ〜の」
をめざしたいんだけど、とたでそれはやっぱ難しい。だから
「一年前の今日は香港でインド料理食ってたよ。陶芸家とゲイのお兄ちゃんと3人で一緒に」
なんて質問をはぐらかすだけで精一杯。
それだけじゃあまりに若人に対してシメシがつかないということで、この場にてお答えさせていただきますと、
これまであえて年齢、職業、国籍なんかにこだわらない「自由人」を気取っていましたが、こんごは33才になったこと、それでいて大学院生やってること、そしてばりばりの日本人(九州人)であることを意識した一年間をおくってみたいな、と。
他人と違うことをしたり見せたりするのが自分らしさの表現だと思ってたきらいもないじゃなし。でも逆にこれまでの自分と今の自分、今後の自分の姿をじっくり考えてみることもまた自分らしさの表現につながるのではないか、と。
インドにいるという前提段階ですでに「イロもの」なのかもしれませんが…
誕生日にお招きいただいたみなさん、こんな回答でございます。
ともあれ、本日はどうもゴチになりました。おかげさんでバーティー終了後は心地よく眠りにつき、目を覚ました後も丸一日間、誕生日気分を味会わせていただきました。
まさに一粒で二度おいしいインド式お誕生会。
これは世界各国に輸出してもいいかもしれない。
こんどはちゃんと中国式にわたしの方からごちそうさせていただきますからね。
追伸:メールなどにて「お祝いメッセージ」をくださったみなさん。この場を借りてあらためてお礼をもうしあげます。どうもありがとうございました
by itoyamamakoto
| 2006-08-28 14:13
| いろんな交流してます