2006年 06月 05日
こんな1日もええデぇ |
ホント最後?チベ旅18
ラサ
「ドラゴン桜」「危険なアネキ」「菊次郎とさき」「特命係長只野仁」「海猿」
わたしくらいの世代の普通の日本人だっら、上記のリストが何を指しているのか、すぐに分かるはず。
そう、日本のテレビドラマなんだけど、
なぜ数あるドラマのうちこの5作品だけがはるばるラサまでやってきて売られているのか?
その問いに見事答えられる日本人が果たしてどのくらいいることか。わたしだってその関連性、流通という「見えざる手」のご意向をうかがい知ることはできず。
ほかにいくらだって中国人ウケするドラマ、あるでしょうよ
少なくとも成都にはありましたね、みなさん
何でこんなことを言い出すのかっていうと、まるまるラサを堪能できることになった初日の本日、いきなりやることが思い浮かばなかったんで、ポタラ宮の南、江蘇路沿いにひっそりたたずむDVD屋さんめぐりをした挙げ句がたった上記5作品という収穫だったから。
この電脳長屋。
いわゆるぱパソコンソフト、ゲームソフト、DVD、CDなどの海賊版を堂々と「お求めやすい価格」で販売してくれる店が5、6軒ほど並んでおりまして、先のラサ滞在約1ヶ月の時につばをつけておりました。
ラサの他の場所にも映画のDVD(もち海賊版)などを売っているCDショップなんかは単発でちらほらあるんだけど、外国の連続ドラマなどまで手を染めた店はこの近辺以外にないはず。
塾長宅から拝借してきた「時効警察」が残り2話という危機感も、わたしをこのラサ版「電脳長屋(×電脳城)」に駆り立てたんだけど…
もちろん、そん時はまだ「中国語勉強第一」の姿勢を保っていたわけで、DVDの誘惑などもってのほか。いったいどんな映画やドラマを取りそろえているのかもまったくノーチェックだったというわけ。
いつまでいることになるのかよく分からないんだから、とにかく「補給線」は確保しておかねば
と期待度75%くらいで向かった長屋なのに、その結末は先述の通り。
むかし図書館にて、膨大な量の蔵書カードからなんか面白そうな本を探し出そうと一生懸命にカードを一枚一枚捲っていったあの記憶。
なのに、何の脈絡もない、誰がチョイスしたのかもまったく不明な5作品に巡り会えたというわけ。
もちろん、
アニメはた〜んとございました。新しくはNARUTOやワンピース、王道でドラえもんやちびまる子ちゃん、宮崎作品の系統。そしていにしえの作品としては「宇宙戦艦ヤマト」まで。
やっぱりチベット人にもアニメが先かぁ
とにかく「ドンパチ」が好きな彼らに無理は言えないけれど、日本のドラマ、色んなシュールな奴を楽しんでもらいたいなぁ
と思った次第。
実際のところは、チベット人の好みじゃなくって入植されている漢民族のご子息たちの好みだってことはうすうす感じ取って入るんだけど、ね。
さてさて。
いくら選択の余地がほとんどないからといって買わないという手はないでしょう。10話分入って(=約7時間ほど時間つぶしができて)10〜15元(約140〜200円)なんだし。
というわけで、ドラマ界からは「海猿」、アニメ界からは「勇午」をチョイスしてみました。果たしてこれをラサで見尽くしてしまうのか、それともこの前の「丁青」のような、名もない辺境の集落で手持ちブタさんなわたしを助けてくれるのか。
ドラマの内容以上に興味が尽きないような、つくような(笑)
◎参考写真:こんな感じの「電脳長屋」。どうです、イメージとあいましたか?
by itoyamamakoto
| 2006-06-05 10:04
| またまた旅に出ました