2006年 05月 10日
塾長的生日めでてえな |
成都においてわたしの居候をかれこれ9カ月近くお許し下さっているホストファミリーの家主にて「○口恋愛塾」の塾長、西南民族大学日本語教師でもある東京小猪さんが本日、28回目の誕生日を迎えられました。
まずは、めでてえな、と。
ちなみにご母堂からのメールによれば、塾長の生まれた28年前の本日、東京地方は雨だったそうです。
おお、なんか感動。うるっ。
ゴールデンウイーク前に始まって終わった接待旅行の残り香で、金銭感覚麻痺状態が続いているため、根っからの貧乏人たちは昼間っから最寄りの日本風焼肉店「牛牛福」にて豪華ランチへ出発。
さあ、食いまくってやるぜっ
と思ったら家の鍵が紛失、出るに出られぬ状況に。想定外のこととはいえ、めでたい日のハプニングは全てイベント。「とにかくめでてぇ」ということで、家の鍵(の取り替え費)をわたしからプレゼントさせていただきました。
合い鍵もゲットできたことだし、これからはいつでも帰ってこれます。いやがられてもずけずけ入ってきます。
で、ようやく昼飯食って腹一杯になって何したかっていうと、みんなで家に帰ってお昼寝。
熟睡の2時間強。
ああ、まったく中国にどっぷりな大のおとな5人衆。
もちろん、メーンは夜のお誕生パーティー(生日晩会)なんだから、英気を養うための「大人の選択」ですよ。
今晩のパーティーには塾長の徳をしたって、おなじみmingxizi大姐やシャーウェイなどお肌の曲がり角が気になり始めたメイニュウや遼寧&成都産美の若鹿たちが参加されるため、わたしからは「豚肉コラーゲンカレー」と「牛のたたき」を用意。
特に今回初めて作ったコラーゲンカレー。
「わたし豚肉が食べたいわ」
という大姐の大号令の下、あえて皮付きで購入した三段肉を厚さ数センチはあろうかというプリプリな部分を含めて豪快ぶつ切り、気合いで炒めた飴色タマネギ(3個分)とともに前の晩からプリプリがとろとろになるまで煮込ませていただいた、そのまま美肌パックとしても使えそうなくらいの逸品。
本来、わたし的にカレーといえばヒンドゥー教徒に申し訳ないくらいにビーフカレーなんだけど、牛さんは牛さんで塾長的女朋友のリクエスト。おなじみ「たたかせて」もらいました。
安くてうまいこの牛たたき。
その人気ちょっとくらいわたしに分けてくれよ、ってくらいに女性陣には毎回好評。だれかにその作り方を伝授しなければ、成都を離れることもできません。っていうか、簡単なんだから誰か早く作ってよ!
ほかにmingxizi大姐とシャーウエィの「曲がり角コンビ」(失礼)も大根と手羽の煮込み、プルコギ、ポテトサラダを持参いただきました。
「はい、美味しいです」
はっきりとそういわされるくらい、どれもこれもおいしゅうございました。
そしてメーンの誕生ケーキは高級食い放題でおなじみ、成都最高級フランス資本五つ星ホテル索菲特(ソフィテル)からチーズケーキ67元(約1000円)。
大姐たちを40分も待たせたという逸品。店員は流ちょうに「チーズ・ケイク」と発音したらしいけど、その美味しさはおフランス的に「ガトー・オー・フロマージュ(gâteau au fromage)」と呼んであげましょう。
◎参考写真1:左は昨年のケーキ。撮影数分後には空を飛んでたという逸品
ところで上記のケーキが飛び交った昨年の誕生会開催時、塾長、mingxizi大姐&シャーウエィは四川大学留学生。わたしは北京語言大学の留学生。
パーティーは留学生宿舎そばにある活動室にて日本人留学生の伝統にのっとったスタイルで、日本人以外にも多数の留学生、中国人学生が混じり合ってかなり賑やかなもんでした。
◎参考写真2:旧火鍋隊も勢揃って盛大に開かれた塾長誕生日’05(右)
それから当たり前ながら1年。
塾長とシャーウエィは日本語教師に、mingxizi大姐も留学生&日本語教師の両刀遣いに。そしてわたしは住所不定無職に(涙)。
さらに当時はまったく別の世界に属していた塾長的女朋友やその朋友、ジエジュンジュさんや漫漫来新店長たち。
こうしてみんなで表面上はなかよくケーキを囲んでいるなんて、しかもおとなしくケーキを(投げずに)食べてるなんて、誰が想像できたことか。
自分の誕生日じゃないとはいえ、自分にとってもこの一年を振り返る意味で象徴的な夜だなぁ、と実感。
生活スタイルが変わって、人間関係もちょっとずつ変化して、それに伴って自分の考え方も大きな刺激を受けて…
ある意味、もったいないくらい中国を楽しめてるよなあ
つくづく、そんなことを考えてしまったわけ。
うん、そんな1日。
by itoyamamakoto
| 2006-05-10 20:31
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