2006年 04月 30日
麻辣四川8天漫漫遊8 |
本日の業務は半ドンどころか「早朝お見送りのみ」という、夏休みに新聞配達か牛乳配達のバイトをしている中学生並みの早じまい日程。
まずは6時半に塾長宅出発。
ホテル前でタクシーをつかまえ、何故か交渉性だったんで若干色つけた50元でOKすると、「これはしめた!」と思った運転手。通行料10元が必要な高速道路を通らずにマニアックな一般道を突き進む。
おかげで、空港北側にある少年鑑別所脇のオフロードまで通っていただき、人を寄せ付けないくすんだ雰囲気の長い長い壁をしげしげと観察。
川を渡れば先学期、同学のレンイエンと民族大学双流校舎を捜すためにさまよった集落につながっていて、こんな場所に「カンカン」があったとは何とも驚き。その時にはこんな場所、二度と来ることないだろうと思ってたんだけど、ね。
旅をしていると世界の思わぬ辺境で共通の友だちを持つ人物と知り合ったりするように、道も思わぬところで繋がるものだ
と哲学的に物思い。
ただし、後ろのお二方にとっては
「空港に向かってるはずがいったいどこに連れて行かれるんだ」
と思ってたに違いないんだけど(笑)。
それでいて所用時間は高速使ったのとさほど変わらぬ25分程度。
7時すぎには成都双流国際空港到着。
7時半を待たずにチェックインカウンターの彼方に消えていく2人を最終確認。
あっけないといえばあっけないが、それがガイドの務めというもの。
今回のツアーについてごたくを並べるなら、日本での日常生活を飛び出してきた2人に、この1年のわたし的な日常生活「麻辣四川漫漫遊」の一端を披露したということになるのかもしれない。
もちろん自分の価値観を押しつけるわけじゃないし、やってることに共感を得たいとも思わない。もともと、そういったたぐいをすべて無視してやってきた超自分勝手な人間なもので…。
ただ、まったく違った環境に身を置いて、異質な生活をかいま見ることは、日本での生活を続ける上でも新しいアイデアが生まれてくる「いい刺激」になることは知ってても損はないかな、ということくらいでしょうか。
◎参考写真:写真はへたでも旅の思い出の一つ。まあほんと、色んな所に行きました
さあて、終わった。
仕事だろうと勉強だろうと「いんちきガイド」だろうと、新しいことを始めるには結構な根気とそれなりの努力が必要だけど、楽な方になびくのにはほんと、なんの苦労もいらないことか。
9時の塾長宅到着。
9時半からの2度寝。
12時の東北餃子。
13時の漫漫来スタート。
18時のサッカー観戦。
20時の老鴨湯で会食。
まさに教師か母親にダメ出しを喰らう前の夏休みの計画表並み、規則正しくも堕落した生活にあっさり復帰しちゃったわたしなのでした。
by itoyamamakoto
| 2006-04-30 18:42
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