2006年 04月 04日
日なたぼっこさせてよ |
ラサ 鳴り響く春の雷
4月2,3日
今後3日間も区内各地荒れ模様
ラサではかなりの確率で降雪
【4月4日=西藏商報】 4月3日午後2時ごろ、ラサ地区では4月に入って2度目となる降雪を観測、街頭では突然降り始めた雪になす術なくたじろぐサラリーマンたちの姿が多く見られた
*初雷は春の訪れ
この日、自治区気象台首席予報員の普布卓瑪さんは、ラサ地区で午後に初雷を観測したと説明。あわせて各地で少量ながら降水も確認されたという。午後に入ってラサ市周辺に雷と降水があるという天候は前日とほぼ同じで、この日はラサ市で降雪があったとき、気温は摂氏8、6度だった。普布卓瑪さんによれば、「初雷」は一年のうちで初めて鳴る雷のことを指し、春雷が響けば大地も春に向かっていくとされる。春の暖かい空気と冷たい空気が出会うことで、大気が不安定な状況になるために発生する仕組みだという。
◎参考写真1:大気が不安な状態になるとこんな空。あの「青」はどこ行ったんだよ!
このほか、多くの農民たちもまた春雷の鳴る時期には関心を払っているという。彼らは「初雷が啓蟄の日になればその一年は天候に恵まれ、豊作になる」。対して啓蟄の日よりも早く春雷があれば、その年は降水量が多く、「春の長雨」の可能性が高く、その反対に春雷が啓蟄より後ならば「干ばつ」に見舞われるのだという。民間の言い伝えに「啓蟄に雷聞けば米は泥の如し(=豊作?)」「啓蟄前の雷あれば2月は雨にしたたる:啓蟄後の雷は春以降に干害」というものがあるが、普布卓瑪さんは「それは言い伝えてであって非科学的です」と話した。
*きょうも好天ではなし
4月4日も西風の影響を受け、那曲、昌都、林芝地区および自治区南部周辺地区では小雪まじり、もしくは一部中程度の降雪の曇り空で、その他地区も曇りで局地的に降雪の可能性も。今後3日間も自治区内の天気は荒れ模様で雪または雨の降る天候になるという。
*その後も再び、雪、雨の周期
普布卓瑪さんは4月上旬、自治区南部および林芝地区では10ミリ以上の降水が予想され、その中でも波密(ポミ)などでは40、3ミリ前後にまで達し、日喀則地区西部、那曲地区西部と阿里地区北部では1ミリも降らないだろう、と説明。
普布卓瑪さんはさらに4月7日以降、再び雪や雨の周期があり、林芝地区、昌都地区と那曲地区では局地的に小雪(雨)に見舞われるだろうとの味方を示した。
◎参考写真:こんな感じでブルってます、ラサの町。なんにもしたくないね、もう。
【評】
なんばいいたかとかていうと、らさはばりくそさむかちゅーことったい。もうなんもでけんと(≒何を言いたいのかって説明すると、とにかくラサはむちゃくちゃ寒いってことなんだよね。もう何もできないよ)。
おい、成都。
最高気温25度だ?
はあ?
ふざけるのはよしこさん。
こっちは雪です。最低気温はマイナスです。
ホテル中庭で、温かい陽光を浴びながら本を開くのが気持ちいいから受験勉強(笑)も何とかはかどっていたようなもんなのに、せっかく拙ブログでも青空をほめてあげたのに、ここ数日、太陽はほとんどの時間雲の向こう側。
早々に部屋に退散するべきなのに、あのぽかぽか気分が忘れられずいたずらに長居していると、体の芯の芯からブルブルしてくる感覚。
ときに雲の隙間から顔をのぞかせるんと、それは一瞬だけの天国。お○っこを極限まで我慢した後にトイレに駆け込んだときの感覚。
ふぅ〜〜
でも、小学校高学年の鬼ごっこにだだこねて混ざっちゃった1、2年生のように、あっという間にまた雲の虜になってしまうのでした。
本日も午前中一杯はそんな天候。そして正午から午後1時過ぎにかけては、新聞報道の通り、かなり小雪が舞うしまつ。
どうやら雪雲は過ぎ去ったんだけど、とうぜんながら外のテーブルは濡れてて座るところもなし。それどころか寒すぎて屋外にいることと勉強とが全く繋がらない。
こんなんじゃいけないと、はじめて勉強するためにお金使うことを決定。どういうことかって?四川大系留学生たちの間で局地的に流行っている喫茶店(&マック)で勉強することに。
もちろんこっちにはマックもスタバ系もないんで、ツーリスト向けのキレーホテルの中にあるツーリスト向けのタシ2レストランが現場。
昼飯時間が終えたくらいの午後2時すぎ。
もちろんうまいコーヒーなんて望めないから、チベタンミルクティー(バター茶じゃないよ)で代替。ただ、
一杯1、5元(約20円)の茶でねばるのは忍びない
んで、昔うまかった記憶があるチーズケーキ(6元)とセットで注文。ちなみにミルクティーをポットで頼もうかもとしたんだけど、おねえちゃんに中国の安食堂や宿でよくある魔法瓶を見せられ、
「これだけど、どうする?」
丁寧にお断りしました。
たぶん1リットルくらい入ってて7元(約100円)。丸1日ミルクティーでねばりたい人なら超お勧め。ちなみにわたしはカップ2杯目の後半ですでにこみ上げてきそうな感覚になったんだけど…
そんな感覚になりながらも勉強の方に集中するのはたぶん、小雪の中で教科書を開くのとたいして変わらず。なんとか2時間が過ぎたんで、きょうはこのへんで勘弁してやろう、と池乃めだか並みにおいとますることに。
するとなんてこったい。
薄暗い屋内からは分からなかった温かい太陽の光。東の空をみれば山の周辺をのぞいてほとんど雲はなし。一方、きょうの記事にあるように、チベットでは最近西からの風が続いているんだけど、その西の方に目をやればすでに太陽の間近まであの忌まわしく分厚い雲の姿。
別にねぇ、春の雷がどうとか、啓蟄の前か後か、なんてどうでもいいのよ。だってその言い伝えも低地(漢民族ワールド)の言い伝えでしょ?そりゃチベット人の普布卓瑪さんが「それは言い伝えてであって非科学的です」と100%否定する気持ちもわかります。ちょっとおもろいけど。
お天道様のことばっかりは人間様にはどうにもならないことは承知の上。早く日なたぼっこを取り戻したいだけのピュアなわたしでした。
あっ、でも啓蟄がいつか、くらいは知りたいかな。それは記事で触れるべきじゃないのかな。だから標準ちょい下のこの評価。★★☆☆☆
by itoyamamakoto
| 2006-04-04 11:03
| これは面白ニュース!?