2006年 03月 29日
嫁は徹マン、夫買い物 |
徹夜後シャワー⇒卒倒
【3月29日=西藏商報】 徹夜でマージャンに没頭、さあシャワーでも浴びて寝ようかとしたはずなのに、まさか病院に運び込まれてるなんてー。魯定南路沿いの某地区に住む覃さん(女性)は、早朝に起こったある「事件」を思い出すだけで、また心がドキドキしてしまうのだった。
3月27日、覃さんは奪底路にある某喫茶店にて友だちたちと夜明けまでマージャンを楽しみ、帰宅後、体に染みついたたばこの匂いが気になったため、まずはシャワーを浴びることに。30分後、食料の買い出しから帰ってきた旦那さんが目したものはシャワー室に倒れこんだ妻の姿。急いで病院に搬送したのだった。
医者からのアドバイス:徹夜明けは体に相当の疲労がたまっています。シャワーの時間が長すぎると、脳に血液が回らなくなる現象が発生し、覃さんのように卒倒してしまうケースも。不幸中の幸いはこのシャワーが電熱器だったことでしょうか。これがもしガスを使った湯沸かし器だったら、一酸化炭素中毒の恐れもありましたから…。
【評】
事件が起こった27日といえば月曜日。
この聖なる地でみなが神々しい朝日を拝み(たぶんこの日は晴れだった)ながら、
「さあ今週一週間も仕事に勉強に頑張ろう!」
と自らを奮い立たせ、やる気を出そうとしてるとき、この嫁ときたら
「ああ、なんてまぶしい太陽だろうね。早いとこひとっ風呂あびて眠りたいよ」
なんてぼやいてたのかも。
さらにこの記事を引き立たせているは、第一発見者の旦那。
月曜日の朝。普通なら働きに出てそうなものを、この人は食事の買い物に行ってたというから面白みがアップ。
「ダメ夫と耐える妻」
という伝統的な夫婦間の図式がこの二人の間では完全に逆転してしまっているんじゃないか。そんな家庭の力関係までかいま見させてくれる展開だから素晴らしい。
名字から判断するに二人はチベット族ではなく、たぶん漢族系。
まあこの覃さんが、豪腕辣腕ぞろいの四川の女性だとすれば
「さもありなん」
と言うことになるんでしょうが…。
ちなみにラサ入り2週間が過ぎてだいぶん慣れてしまったとはいえ、忘れちゃならない、ここは標高3600mを越える高地。
昨日のように昼間から結構なウイスキーを飲んだ揚げ句、かなり熱めのシャワーをきもちよく浴びてしまったわたしなんで、こちらの覃さんのように「気付いたら病院のベッド」にならなかっただけで幸運だったのかも。
お医者さんのアドバイスがこの薄汚れた心にもしみわたりました。
時にはこんなストレート小ネタもいいでしょう。キレで勝負屋ね、キレで。★★★★☆
by itoyamamakoto
| 2006-03-29 11:35
| これは面白ニュース!?